「悔しくてしょうがない」今季初の1試合5得点で快勝も、ヴェルディ指揮官は納得できず「甘い入りとクローズ。上になんて行けない」

AI要約

東京ヴェルディがホームでコンサドーレ札幌に5-3で勝利。木村勇大や染野唯月が得点し、快勝したが、指揮官は反省の言葉も述べた。

城福監督は勝ちは良かったが、後半の甘さを懸念。次戦に向けてチームの成長に向けたポイントを指摘。

天皇杯の次戦ではAC長野パルセイロと対戦。リードを守りつつ、隙を与えないプレーが求められる。

「悔しくてしょうがない」今季初の1試合5得点で快勝も、ヴェルディ指揮官は納得できず「甘い入りとクローズ。上になんて行けない」

 今季初の1試合で5得点。快勝だったが、指揮官は少しだけ声を荒げた。

 東京ヴェルディは6月2日、J1第17節で北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦。5-3で点の取り合いを制した。

 開始10分に木村勇大のPKで先制。20分に追いつかれるも、32分に染野唯月が勝ち越し点を挙げ、43分にも見木友哉が追加点を奪う。

 3-1で迎えた後半、46分に失点し1点差に詰め寄られる。それでも59分に木村、78分に染野がネットを揺らす。90+4分に3失点目も、リードを守って逃げ切った。

 試合後のフラッシュインタビューで、城福浩監督は「なかなかホームで勝てなかった。今日、5点を取って勝てたのは良かった」と安堵する。

 それでも、指揮官に慢心は一切ない。インタビュアーから手応えを訊かれると「うーん、どうですかね」としばし思案し、次のように応じる。

「僕は、後半の入りと後半の最後が、悔しくてしょうがないです。こういう甘い入りとクローズをしていたら、もっと上になんて行けないです。勝ったからこそ、ちょっと肝に銘じなきゃいけないなと思います」

 次戦は12日に天皇杯の2回戦でJ3のAC長野パルセイロと相まみえる。チームがさらに成長するためのポイントを問われた城福監督は「隙を与えちゃいけない」と答えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部