【全米女子オープン】渋野日向子「奇跡の10秒」首位に迫る カップ縁に止まった球が…笑み全開

AI要約

第3日の全米女子オープンで、5位から出た渋野日向子が驚異的なバーディーを決めて首位に迫る

前日のラウンドでは3バーディー、3ボギーで通算1オーバー141で5位進出

苦戦していた今季、ドライバーとアイアンのシャフト変更が功を奏し、復活を予感させるプレーを見せる

【全米女子オープン】渋野日向子「奇跡の10秒」首位に迫る カップ縁に止まった球が…笑み全開

<米女子ゴルフツアー:全米女子オープン>◇第3日◇1日◇米ペンシルベニア州・ランカスターCC(パー70)

 5打差5位から出た渋野日向子(25=サントリー)が「10秒の奇跡」を起こして首位に迫った。第3ラウンドの14番パー4。バーディーパットはカップの縁に止まった。不運なパーと思われた、その時、ボールはゆっくりとカップに落ちた。その間10秒。渋野はしぶこスマイルを全開にして喜んだ。これで通算2アンダーとして、首位に3打差とした。

 前日の第2Rは3バーディー、3ボギーの70で回り、通算1オーバー141、首位と5打差の5位で決勝ラウンド(R)に進出。メジャーの全米女子オープンでの決勝R進出は4位に入った2020年以来4年ぶりとなり「ちょっと衝撃」と驚きを隠せなかった。

 無理もない。今季は9戦中6戦で予選落ち。直近の出場大会も2戦連続予選落ちと苦闘していた。今大会前にドライバーとアイアンのシャフトを以前使用していた柔らかいタイプに変更。これが功を奏した。復活を予感させるプレーに安堵のしぶこスマイルが弾けた。「上位で戦えるのは久しぶり。2日間楽しみながら、自分のプレーができるように頑張ります」と意気込んだ。