FC岐阜、勝利への執念見せろ 25日に難敵・沼津と天皇杯初戦

AI要約

J3のFC岐阜は天皇杯1回戦で沼津と対戦。勝てばJ1昇格の可能性があるが、直近の試合で逆転負けを喫し課題を見つけた。

沼津はボール支配率やパス本数で優れ、厳しい相手だが、岐阜は勝利への意欲を見せる。

けが人の復帰もあり、岐阜はチーム力を高め、天皇杯で勝利を目指す準備を整えている。

FC岐阜、勝利への執念見せろ 25日に難敵・沼津と天皇杯初戦

 J3のFC岐阜は天皇杯1回戦の25日、長良川球技メドウで、県代表としてJ3の沼津(静岡県代表)と戦う。1回戦では唯一のJ3勢同士の対戦。勝てばJ1横浜Mへの挑戦権を得るが、上野監督は「目の前の試合が一番大事。次のラウンドに進むための準備をして臨む」と力を込めた。

 直近のJ3第14節・奈良戦。岐阜は前半に先制したが、追加点を奪えない間に連続失点。1-2の逆転負けを喫した。上野監督は「主導権を握るところやボールを奪うところは良かったが、それが後半まで持たなかった。やり切れなかったのは課題」と振り返る。

 対する沼津はボール支配率とパス本数でリーグ1位を記録し、J3では勝ち点22の3位に付ける。YBCルヴァン・カップなども含めるとここ6試合は勝利から遠ざかっているが、難敵なのは間違いない。甲府時代に天皇杯での優勝経験がある岐阜のDF野沢は「天皇杯はJ3の選手にとって(上位カテゴリーのチームと戦える)夢がある。相手がどこであろうと、どの試合にも勝っていけたら」と意気込んだ。

 けが人が徐々に復帰してきたチームは今週、「奈良戦の前半で出せたパフォーマンスを、長い時間続ける」ことをテーマにトレーニングを積んだ。一発勝負の天皇杯で、その成果を発揮できるか-。上野監督は「今、チームに足りていないのは勝つこと。勝ちに対して貪欲にやっていきたい」と話した。