29人が死傷した観光バス横転事故 運転手の指導・管理を怠ったとして書類送検されたバス会社の運行管理者を不起訴処分に 静岡地検沼津支部

AI要約

静岡県小山町で起きた観光バスの横転事故で、地検沼津支部は運行管理者の男性を不起訴処分にしました。事故原因はフェード現象で、運転手は実刑が確定しています。

運行管理者は去年7月に業務上過失致死傷容疑で書類送検されていましたが、不起訴処分となりました。

詳細な理由は公表されていません。

おととし静岡県小山町で29人が死傷した観光バスの横転事故で、地検沼津支部はバスの運行管理者の男性を不起訴処分にとしました。

 おととし10月小山町の県道で観光バスが横転し、1人が死亡28人が重軽傷を負いました。

 運転手の男がフットブレーキを多用し、ブレーキが利きにくくなるフェード現象が起きたことが事故原因で、男は実刑が確定しています。

 去年7月運転手の指導、監督を怠ったなどとして、バス会社で当時運行管理者をしていた男性(57)が業務上過失致死傷容疑で書類送検されていました。

 地検沼津支部は23日付で この男性を不起訴処分にしました。

 理由は明らかにしていません。