議員と市民が課題語り合う 京都・南丹市議会が8年ぶり「報告会」
京都府南丹市議会での審議内容や結果について、議員から市民へ直接伝える「議会報告会」が開かれた。
報告会では、日吉はーとぴあの設置条例廃止や本年度予算の削減について説明が行われ、意見交換の場も設けられた。
市民からは審議の透明性や市民参加の重要性についての意見が出され、次回の報告会は秋頃を予定している。
![議員と市民が課題語り合う 京都・南丹市議会が8年ぶり「報告会」](/img/article/20240521/664bf90486e6f.jpg)
京都府南丹市議会での審議内容や結果について、議員から市民へ直接伝える「議会報告会」が19日、同市日吉町の旧五ケ荘小で開かれた。報告会の開催は8年ぶりで、参加者は議会運営への疑問や市の課題など、活発に意見を交わし合った。
情報発信や意見交換の場を増やし、開かれた議会を目指そうと、市議会広報広聴委員会が企画。各会派の議員13人と市民18人が参加した。
報告会では、谷尻昌史議長が体育館や会議室を供える複合施設「日吉はーとぴあ」の設置条例廃止に関する経緯、大幅に歳出が削減された本年度予算の概要などを説明した。
議員数名を囲んでの意見交換の場も設けられ、市民からは「審議の場で有識者の意見を聞くべきでは」「ネットを駆使し、会派ごとに市民の意見を聞く窓口を設けてほしい」といった声が上がった。
同市園部町の和辻雄仁さん(28)は「市外で働いており、地元のことは意外と知らない。市民の側から議会に関心を持たなくてはと思った」と話した。
次回の報告会は秋頃を予定している。