佐世保で19日、火災相次ぐ 住宅や倉庫、計3棟全焼 長崎

AI要約

長崎県佐世保市で19日未明から昼ごろにかけて建物火災が相次ぎ、住宅や倉庫計3棟が全焼した。

無職男性が出火した木造平屋が全焼し、妻が煙を吸って病院に運ばれたが命に別状はなかった。

別の場所でも倉庫や住宅が火災被害を受け、一部でやけどを負ったケースも発生した。

佐世保で19日、火災相次ぐ 住宅や倉庫、計3棟全焼 長崎

 長崎県佐世保市で19日未明から昼ごろにかけて建物火災が相次ぎ、住宅や倉庫計3棟が全焼した。

 午前3時35分ごろ、市北部の矢峰町の住民から「近くの家が燃えている」と110番があった。佐世保署によると、無職男性(90)方から出火、木造平屋97平方メートルを全焼した。隣接するパート従業員の女性方の雨どいなども焼いた。

 出火時、無職男性の妻(90)が就寝中で、逃げ出す際に煙を吸ったため病院に搬送された。命に別条はないという。山口さん方には家族3人がいたが逃げ出して無事。

 同じ市北部の皆瀬町で午前11時35分ごろ、近隣住民らが共同で使っていた倉庫から出火した。相浦署によると、木造平屋150平方メートルを全焼し、車2台や隣接する住宅の雨どいなどを焼いた。けが人はいなかった。

 午後0時20分ごろには、市南部の黒髪町の無職男性(64)方から出火。木造2階建て住宅兼倉庫387平方メートルを全焼した。佐世保署によると、出火時、家族3人がいたが逃げ出して無事。男性が消火活動の際、両足にやけどを負った。隣接住宅への延焼を含めて同署が調べている。