V長崎 8試合ぶり白星 いわきに2対0 4位岡山との勝ち点差6
V・ファーレン長崎はいわきに2-0で快勝し、8試合ぶりの白星を挙げた。マテウスと田中の得点で勝利を収め、3位をキープした。
横浜FCは甲府に1-0で競り勝ち、首位を守った一方、鹿児島は熊本に0-2で敗れ、10試合勝ちなしとなった。
次節はV・ファーレン長崎が最下位群馬と対戦し、トラスタでの最後の試合を迎える。選手たちは勢いを持ち、J1昇格への意欲を示している。
明治安田J2第31節最終日(15日・ハワイアンズスタジアムいわきほか=4試合)V・ファーレン長崎はいわきに2-0で快勝した。7月6日の第23節熊本戦以来、8試合ぶりの白星で、通算15勝12分け4敗の勝ち点57で3位。4位岡山との勝ち点差を6に広げた。
V長崎は前半38分、青木義の右クロスを澤田が頭で折り返し、最後はマテウスの2試合連続ゴールで先制。1-0の後半28分に田中がCKのこぼれ球を左足で押し込んで追加点を奪った。守ってはGK若原をはじめ、増山らDF陣が体を張り、5試合ぶりに無失点で切り抜けた。
横浜FCは甲府に1-0で競り勝って首位をキープ。鹿児島は熊本との九州ダービーに0-2で敗れて、10試合勝ちなしとなった。
第32節は21、22日、各地で10試合を実施。V長崎は22日午後2時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で最下位群馬と対戦する。
◎田中がJ初ゴール
マテウスの2戦連続弾と田中のJ初ゴールで8試合ぶりに白星をつかんだV・ファーレン長崎。下平監督は「勝ちに飢えていた。選手たちが課題の後半を克服してくれた」とホッとした様子だった。
このところ後半の失点が目立っていたが、粘り強く守り、さらに追加点を奪って流れを渡さなかった。勝利を手繰り寄せたのは、脳振とうで退場した照山に代わって、後半24分からピッチに入った田中。4分後の左CK。20歳のセンターバックは「中央でフアンマらが競り勝ってくれると信じていた」とファーサイドに位置取り、こぼれ球にいち早く反応して左足で押し込んだ。
次節の群馬戦はV長崎にとってトラスタで最後の試合となる。下平監督は「勢いを持ってホームで戦える」と意気込み、田中は「好きなスタジアムで最後は勝つ。誰もJ1自動昇格は諦めていない」と力強く宣言した。