親子で『ヒトのカラダ』を楽しく学ぶ 熊本保健科学大学でイベント
熊本保健科学大学で小・中学生向けの人体について学ぶイベントが開催されました。
大学では医療に関心を持つ子どもたちを育成する取り組みをしています。
参加者は看護学科やリハビリテーション学科などで楽しく学び、医療に興味を持ちました。
熊本市北区にある熊本保健科学大学で、小・中学生の親子を対象に人体について楽しく学ぶイベントがありました。
大学は子どもたちが医療に関心を持ち、職業の選択肢の一つになればとしています。
【熊本保健科学大学の職員】
「複雑な空間で吸い込んだ空気を温めて、湿り気を持たせて、のどにやさしい空気にして吸い込んでいる」
『からだのふしぎ探検in熊本保健科学大学』。
これは熊本保健科学大学が小・中学生に人の体について学ぶ『生命科学』について関心を持ってもらおうと企画したものです。
保健科学部の中に、医学検査学科と看護学科、リハビリテーション学科の3学科がある熊本保健科学大学。
この日は、参加者たちが楽しく学べるようにとそれぞれの学科ごとに工夫を凝らしたブースを設けました。
【学生】
「聞こえた?ドクドクしてるね。赤ちゃんの(鼓動)早いね」
助産なども学ぶ看護学科のエリアでは、参加者たちが赤ちゃんの人形に聴診器を当て、心音や呼吸音を聞いていました。
こちらはリハビリテーション学科。熊本保健科学大学では理学療法学専攻、生活機能療法学専攻、言語聴覚学専攻と分けられています。
【熊本保健科学大学の職員】
「体をどう使うと力が出るかというのを話します。押す、押す!前に、前に!」
ここでは、肘を開いた状態と閉じた状態でバットに加わる力がどう変化するかを学びました。
【熊本保健科学大学の職員】
「日常生活でも脇を締めて力を出すほうが腕には力が入りやすいことを体験してもらえればなと」
参加者たちは、実際の現場で使われる器具を試すなどし、リハビリについての理解を深めていました。
【参加者】
「体のことだったので、いい機会だなと思って(参加した)」
医学検査学科のエリアでは、超音波診断装置を使って直接見えないものを探してみたり、顕微鏡を覗いて細胞を観察したりしていました。
また、このエリアでは採血の体験ブースも設けられました。
【参加者】
「将来の夢がリハビリの先生だから来ようと思った。楽しかった」
「赤ちゃんのことや心臓のことを知ることができて良かった」
【熊本保健科学大学 渡辺 雄一 保健科学部長】
「自分の体のことなど、まず面白いなと思ってもらうのが一番。医療に関することに関心を持ってもらい、職業の選択を考えるときに医療に関することを選択してもらえれば」
約150組の親子が参加した、この日のイベント。子どもたちも人の体について楽しく学んだようです。