ビッグモーター街路樹枯死 札幌2店舗前、容疑者不詳で書類送検へ
中古車販売大手ビッグモーター(BM、現WECARS=ウィーカーズ)の札幌市内2店舗前で街路樹が不自然に枯れる問題について、北海道警察が容疑者不詳のまま書類送検する方針を固めた。
従業員の一部が除草剤の散布への関与を認めつつも、証拠不足から捜査は終結する見通しである。
BMの札幌市内の2店舗で倒木の危険性がある1本ずつの街路樹が枯れ、何者かが除草剤をまいて木を枯らした疑いが持たれている。
中古車販売大手ビッグモーター(BM、現WECARS=ウィーカーズ)の札幌市内2店舗前で街路樹が不自然に枯れるなどした問題で、北海道警察は6日にも、器物損壊の疑いで容疑者不詳のまま書類送検する方針を固めた。従業員の一部が除草剤の散布への関与を認めた一方、散布で樹木が枯れたと判断できる証拠が乏しく、捜査は終結する。捜査関係者への取材で5日、分かった。
BMの札幌厚別店(厚別区)で2020年度と22年度、札幌清田店(清田区)で23年度、それぞれ店舗前の街路樹が1本ずつ枯れ、管理者の札幌市は倒木の恐れがあるとして伐採した。捜査関係者によると、BMの何者かが2店舗前の植樹帯に除草剤をまいて木を枯らした疑いが持たれている。