写真館の魅力伝え100号 村山の「ウジイ」PR誌・表紙に力、くすっと笑える内容

AI要約

写真館「ウジイフォトスタイル」が発行しているPR誌「そうだ、写真館へ行こう」が創刊100号を迎えた。今号では映画やCD、時事ネタを題材にしたパロディー写真やインタビューなどが掲載され、笑いを提供している。

「そうだ、写真館へ行こう」は顧客とのつながりを重視し、創刊当初はA4判からA5判に変更され、内容も充実させられている。スタッフのページや読者交流コーナーが設けられるなど、人気を集めている。

創刊100号は家族の協力の元制作され、特に氏井代表と長男の彩登さんのコメントからは写真館への思いやモットーが伝わってくる。いつでも笑顔と良い思い出を提供することを目指して励んでいる。

 村山市駅西の写真館「ウジイフォトスタイル」(氏井由隆代表)が発行しているPR誌「そうだ、写真館へ行こう」が、創刊100号を迎えた。終活や記念日向けの独自プランや同市出身者へのインタビュー、スタッフお薦めのスポットなどを紹介。映画やCD、時事ネタを題材にしたパロディー写真が巻頭を飾り、くすっと笑える内容が好評を得ている。

 顧客とのつながりをつくり、来店のきっかけにしてもらおうと2007年に始めた。2カ月に1回ほどのペースで発行しており、現在は村山、東根両市を中心に山形、仙台などの顧客に約3千部、企業や飲食店に500部を配布している。

 A5判で、創刊当初はA4判を二つ折りにした4ページ。11年から表紙に力を入れ、流行中のアニメや芸人、映画主人公などをモデルにコスプレしたスタッフが登場するように。16年から冊子にし内容を充実させた。スタッフ4人が自分のページを持ち、旅行や趣味についてつづったり、お気に入りの飲食店を紹介したりしており、人柄が伝わってくる。読者の感想を紹介する交流コーナーもある。

 100号は6月に発行。表紙はビートルズの4人が横断歩道を渡るアルバム「Abbey Road」をまねて、地元の東沢バラ公園で撮影した。創刊時に9歳だった氏井代表(58)の長男彩登さん(26)が埼玉県での修業を終え、家業の写真館に戻って初の仕事となった。

 氏井代表は「お客さんに『笑いました』と言われるとうれしい。スマホで簡単に写真が撮れる時代だからこそ、写真館の魅力を伝えたい」、彩登さんは「人生の節目に写真を撮ること自体が心に残る体験になる。いい思い出になるよう頑張って撮影したい」とそれぞれ話した。