岡山県PTA連合会が解散へ　専門家「PTAの在り方について再考すべき時が来ている」

AI要約

岡山県PTA連合会が解散することを発表。加盟団体の退会や活動費不足が背景。

保護者からはPTA活動の大変さや必要性についての意見が寄せられる。

全国的にPTAの加盟者数が減少傾向にあり、団体の在り方に再考の必要性が指摘されている。

加盟団体の退会が相次いだことを受けて岡山県PTA連合会は今年度末で解散することを発表しました。都道府県単位の連合会が解散するのは全国初となります。

岡山県内の市や郡にあるPTAをサポートし、情報共有や研修会などを行ってきた岡山県PTA連合会。しかし、近年研修や会議への出席、年会費の負担などを理由に退会が相次ぎ活動費がまかなえなくなったとして年度末での解散が決まりました。

PTA活動の経験がある街の人に話を聞くと…

（PTAを経験した保護者）

「すごく大変でした。開放されたかったです」

「プレッシャーすごいありましたね、だから早くやりました。低学年のうちに」

なかには昨年、小学校のPTAが廃止になった保護者も。

（PTAを経験した保護者）

「楽な面もありつつ、どうなんだろう・・ていう」

行事の手伝いや交通安全など…

岡山県PTA連合会には約15年前、21の団体で18万人が所属していました。現在は5団体・約9000人に減少。岡山大学の岡本教授によると専業主婦の減少や共働き家庭の増加でPTA活動に取り組める保護者の数が減少。PTAの必要性を感じない人が増えていることが背景にあると指摘します。

（岡山大学経済学部政策科学　岡本章教授）

「PTAは今までは順番がまわってきたから役割をこなすものだったが、これからはPTAにぜひとも入りたいと思わせるような団体にしていく必要がある」

岡山県教育委員会では連合会が担ってきた情報共有や研修をサポートしていくとしていますが、岡本教授によると全国的に加盟者数は減少傾向にあり団体の在り方について再考すべき時が来ているとしています。

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