台風１０号　滋賀県への影響は

台風１０号の発達した雨雲の影響で、県内は、各地で断続的に雨が降っています。滋賀県では、２日にかけて、警報級の大雨が続く可能性があります。引き続き、土砂災害に警戒し、河川の増水などにも十分注意してください。

台風１０号は、午後３時現在、潮岬の南東約６０キロを１時間に約１５キロのゆっくりとした速さで東南東へ進んでいます。台風は、１日の朝にかけて潮岬の南東をゆっくり東へ進み、その後、２日にかけて本州を北上し、熱帯低気圧に変わる見込みです。

滋賀県では、台風や、台風から変わった熱帯低気圧の動向によっては、２日にかけて警報級の大雨が続く可能性があります。

今後の雨の予想です。滋賀県では局地的に雷を伴った激しい雨が降り、あさって２日にかけて大雨となる見込みです。３０日午後６時から１日午後６時までの予想される２４時間降水量は、多いところで、北部で１２０ミリ、南部で１２０ミリとなっています。

滋賀県では、引き続き、１日夜遅くにかけて、やや強い風が吹く見込みです。米原へ数日にわたって続いている台風の影響。先月、相次いで土砂崩れが発生した米原市の伊吹地区では、再び災害が発生する恐れもあるとして、台風に備え、土のうが設置され、３０日は、地元の消防団が見回りを行っていました。

米原市伊吹では、３１日の朝、警戒レベル４の「避難指示」が出されていましたが、現在は、１段引き下げられた警戒レベル３の「高齢者等避難」が一部の地区に出されています。

県内のＪＲ在来線・京阪電鉄・近江鉄道・信楽高原鉄道は、いずれもおおむね平常運行です。高速道路も、県内は、通行止めの情報など入っていません。

滋賀県では、引き続き大気の非常に不安定な状況が続く見込みです。台風や、台風から変わった熱帯低気圧の動向によっては、２日にかけて警報級の大雨が続く可能性があります。引き続き土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や、河川の増水に十分注意してください。