「水門操作により氾濫のタイミング遅らせられる」 ゲート閉めて排水 三重・伊勢市

AI要約

三重県伊勢市の勢田川排水機場で行われた防潮水門閉鎖作業について。ゲートを閉めて排水し水位を下げる取り組みが行われた。

地元の関係者が協力し、7年前の浸水被害を受けて試験的に実施されている作業の詳細。

水門操作による氾濫の防止と早めの避難準備の重要性。職員のコメントも紹介。

「水門操作により氾濫のタイミング遅らせられる」 ゲート閉めて排水 三重・伊勢市

 三重県伊勢市の勢田川排水機場では30日、大雨による浸水被害の軽減を図るため、防潮水門ゲートを閉めて排水し川の水位を下げる作業が行われました。

 三重河川国道事務所や伊勢市、県の職員など、約20人が参加しました。

 30日朝の干潮時刻を前に防潮水門のゲートを閉めた後、1秒間に最大45トンの排水能力がある3台のポンプを使って上流から下流へ排水し、川の水位を下げていきました。

 7年前の2017年、台風21号の影響により勢田川流域で浸水被害が発生したことを受け、三重河川国道事務所は干潮時にゲートを閉めて、満潮時の大雨に備える作業を2020年から試験的に実施し、今回で4回目となります。

 三重河川国道事務所の時岡利和事務所長は「水門操作により氾濫のタイミングを遅らせられる。我々が稼いだ時間を使って早めの避難や身を守る準備をしてほしい」と話していました。