ファンケルへのＴＯＢ３度目延長 キリンＨＤ、９月１１日まで
AI要約
キリンホールディングス（ＨＤ、東京都）はファンケルに対する株式公開買い付け（ＴＯＢ）の期限を９月１１日まで延長することを発表した。
延長は３度目で、エムワイ・アルファ・マネジメントがファンケル株を買い増し、キリンＨＤが公開買い付け届出書の訂正を提出する必要が生じたためとしている。
ＴＯＢは６月に始まり、買い付け価格は２８００円に引き上げられている。キリンが持つ株と合わせ、成立の見込みがあるとしている。
キリンホールディングス（ＨＤ、東京都）は２８日、ファンケル（横浜市中区）に対する株式公開買い付け（ＴＯＢ）の期限を同日から９月１１日に延長すると発表した。延長は３度目。
香港の投資ファンド「エムワイ・アルファ・マネジメント」がファンケル株を買い増し、ファンケルが主要株主の異動による臨時報告書を提出したことにより、キリンＨＤが公開買い付け届出書の訂正を提出する必要が生じたためとしている。
ＴＯＢは１株２６９０円を買い付け価格として６月１７日に開始し、７月２９日を期限に定めていた。しかし、成立条件に応募が届かなかったと考えられ、同日に８月１３日まで延長。同月６日には買い付け価格を２８００円に引き上げるとともに、期限を２８日までに再延長していた。
キリンによると、２８日時点で一般株主から約４２％の応募があり、キリンが持つ約３３％と合わせＴＯＢは成立する見込みだったという。キリンＨＤは健康関連事業の拡大を進めており、今回はその一環。ファンケルも賛同している。
