北陸では2日間で予想降水量が200ミリ超 大気の状態が不安定で北日本~西日本で雷伴う激しい雨の恐れ【29日(月)午後3時までの雨と風のシミュレーション】
気象庁は低気圧や前線による非常に不安定な大気状態に警戒を呼びかけている。
北日本から西日本では土砂災害や浸水、河川の氾濫に厳重に警戒が必要とされている。
大気の非常に不安定な状態が続く見通しで、落雷や竜巻、ひょうにも注意が必要。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になっているとして、気象庁は北日本から西日本では24日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと梅雨前線が華北から日本海を通って北日本に伸びていて、前線上の日本海には低気圧があって東へ進んでいます。
低気圧や前線に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっていて、北日本から西日本では雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降っている所があります。
24日は、低気圧は北海道を通過して千島近海に進み、前線が北日本を南下する見込みです。
また25日は前線上の低気圧が日本海を東に進む見込みです。低気圧や前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本から西日本の広い範囲で大気の非常に不安定な状態が続く見通しです。
■雨の予想
▽25日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
北海道地方 80ミリ
東北地方 150ミリ
北陸地方 120ミリ
中国地方 80ミリ
▽26日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所)
東北地方 80ミリ
北陸地方 100ミリ
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めるほか、ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。
【29日(月)午後3時までの雨と風のシミュレーション】を見ると、この期間では所々で雨雲が発達し強い雨が降りそうで、雨雲が発達するなどした場合は激しく降る所もある見込みです。
今後の気象情報に注意してお過ごしください。