赤ちゃんトラ 水遊び 「大暑」にプール贈る、白浜アドベンチャーワールド、和歌山

AI要約

和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドでは大暑の日に、アムールトラの赤ちゃん2頭に水に慣れてもらうために練習用プールを贈る取り組みが始まった。

水が好きで泳ぎが得意なアムールトラは、暑い日には水浴びを楽しんでおり、生後2カ月を過ぎた赤ちゃんも水に触れる機会を増やすことを目指している。

5月に誕生した2頭は人工保育され、順調に成長している。プールで遊ぶ姿を見た飼育スタッフは、トラの赤ちゃんが元気に成長している様子に喜びを感じている。

赤ちゃんトラ 水遊び 「大暑」にプール贈る、白浜アドベンチャーワールド、和歌山

 暦の上で最も暑い日とされる「大暑」の22日、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は、アムールトラの赤ちゃん2頭に水に慣れてもらおうと練習用プールを贈った。

 野生のトラは森林で生活しているが、ネコ科では珍しく、水が好きで泳ぎが得意。園内で飼育している大人のアムールトラも、夏の暑い日には運動場の池で水浴びをしている。

 園は、生後2カ月を過ぎて運動能力が高まっている2頭が、水に触れる機会を少しずつ増やしていこうと水深約5センチのプールを贈った。水浴びは体温の調節や毛皮のケアなど、生活に欠かせない重要な役割を果たしているという。

 5月19日に誕生した2頭は、想定体重に達していなかったことなどから、人工保育している。22日時点の体重は、雌6510グラム、雄5810グラム。現在はミルクと離乳食としてミンチ肉を食べており、順調に成長している。

 2頭がプールで遊ぶ様子を見た飼育スタッフの西﨑正貴さん(34)は「成長の姿が見られて良かった。暑くなってきているので、トラの赤ちゃんがプールではしゃいでいる姿を見て、お客さまにも涼しく思っていただけたら」と話した。トラの赤ちゃんは8月18日まで公開している。