小松市で学校プールの水が最大15日間に渡って流出…市は校長や担当教員に損害賠償請求

AI要約

プールの水が流出する事故が発生し、不適切な管理が原因であったことが明らかになりました。

過去に同様の事故が発生しており、教員の管理体制に問題があったことが判明しています。

市は、4人の担当者に対し損害額の半額である135万5000円の賠償金を請求した、と報じられています。

小松市で学校プールの水が最大15日間に渡って流出…市は校長や担当教員に損害賠償請求

小松市内の小学校でプールの水が最大15日間にわたって流出した事故で、市は7月17日担当教員や校長など4人にあわせて135万5000円の賠償金の支払いを請求しました。

この事故は小松市の芦城(ろじょう)小学校でプールの管理が不十分だったため今年5月22日から6月10日まで最大15日間にわたって、プールおよそ25杯分の水が流出したものです。

市教育委員会によりますと事故は元栓からプールにつながる配管の一部のバブルが閉められていなかったため、配管を通った水が排水枡に流れ出たことによるものだということです。プールの水を使用する際は元栓を開け閉めするよう決められていたものの、担当教員は元栓を開けたまま吐水口の栓で開閉を行っていたため、吐水口の栓が閉まった状態でも水の流出は続いていました。

また、芦城小学校では2010年にも同様の事故が発生していて、量水計を設置して使用した水の量を管理する体制が整えられていましたが、教員は数値の記録を一部怠っていたということです。

市は適切な対応をとれば防げる事故だったとして担当教員2人と校長、教頭のあわせて4人に対し損害額の半額となる135万5000円を請求しました。残りは市が負担するということです。