夏の高校野球山形県大会が開幕 激闘の予感…開幕戦から白熱!

AI要約

山形県大会が始まり、選手たちの行進や開幕戦の熱戦が繰り広げられた。

開会式では45校41チームが参加し、選手宣誓を行った。

山形工業対東桜学館の開幕戦では山形工業が9点リードを奪うも、東桜学館が4点返す激戦となった。

高校球児たちの熱い夏が今年も始まった。夏の高校野球山形県大会が12日開幕し、開会式では選手たちが堂々の行進、直後の開幕戦は白熱の展開となった。

中山町で行われた開会式では、去年優勝の日大山形を先頭に、出場する45校41チームが行進した。部員が少なく合同で戦う置賜農業・米沢商業・高畠・上山明新館の4校連合。そして、天童と谷地の2校連合がユニフォームは違うが、揃った堂々の行進を見せていた。今年の選手宣誓は酒田東の尾形瑛智キャプテン。

(酒田東・尾形瑛智主将)

「宣誓。支えてくれる方々への感謝の思いを胸に、見てくれる人に感動を与えるべく仲間とともに全力を尽くし最高の夏にすることを誓う」

開会式直後の開幕戦は山形工業対東桜学館。初回、山形工業が3点を先制すると、さらにランナーを1塁に置き、7番・佐竹。レフトスタンドへの鋭い打球は大会第1号ホームラン。山形工業は初回だけで5点を奪うと、さらに2回、1アウト1塁2塁の場面で5番・伊藤。「打った瞬間行ったと思った」という3ランホームラン。この回も4点を追加するなど、4回までに山形工業が9点のリードを奪う。このままいくとコールドゲームとなる中、迎えた7回裏、3点以上取らなければ終わってしまう東桜学館が粘りを見せる。先頭の1番、この日先発ピッチャーを務めた武田。序盤で大量失点した不甲斐なさを挽回したかったと武田。ソロホームランで反撃の狼煙を挙げると、東桜学館はこの回4点を返す。さらに9回裏、5点差を追いかける東桜学館は、2本のヒットで、1アウト3塁2塁のチャンスを作る。しかし、最後は山形工業の2番手・岡崎が踏ん張りゲームセット。大会の幕開けにふさわしい激戦は山形工業が制した。13日は県内4会場で1回戦8試合が行われる。