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「クマが住宅街を動き回った」想定で関係機関が合同訓練 爆竹でクマを追い立て→猟友会が警察の発砲命令を受けてから駆除 動きを確認
青森県八戸市でクマの駆除訓練が行われたことについて
6月にクマが発砲され死骸が見つかった経緯と訓練内容について
猟友会や警察など関係機関が合同で訓練を行い対応を確認した様子
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過去最多のペースで確認されているクマの出没について。6月、猟友会が発砲したとみられるクマが死んでいたのが見つかった青森県八戸市では10日、県南地方で初めて、関係機関が合同で訓練をしました。
八戸市で行われた訓練には、警察や消防のほか猟友会の関係者など約70人が参加し、警察官が扮したクマが住宅街を動き回ったという想定で実施しました。
八戸市市川町では6月14日にクマが目撃されていて、市から要請を受けた地元の猟友会が2発発砲。その後、目撃されたと見られるクマの死骸が見つかっています。
これを受け、10日の訓練では爆竹を使ってクマを追い立てたほか、猟友会が警察の発砲命令を受けてから駆除するまでの動きを確認しました。
八戸警察署 太田辰治刑事生活安全官
「警察としては、まずは人命が第一なので、これを確保できるように対応してまいりたい」
クマの駆除を巡っては、環境省の専門家検討会は、市街地で銃を使った猟ができる要件を条件付きで緩和する方針をまとめていて、今後、議論が進む見通しです。
このため、猟友会を始め関係者は今後、猟をする機会が増えることも見据え、対応を確認していました。