【山口県】末武中が最優秀校に NHK杯中学校放送コンテスト県大会 朗読、アナウンスで岐陽中、秋月中も健闘

AI要約

第41回NHK杯中学校放送コンテスト県大会が15日に山口市大海総合センターで開かれ、末武中が最優秀校に選ばれた。

県大会にはアナウンス部門と朗読部門の生徒が参加し、末武中や岐陽中、秋月中などから合計12人が全国大会の予選に進んだ。

生徒たちは今後の練習に取り組み、自信を持ちながら全国大会に向けて準備を進めている。

【山口県】末武中が最優秀校に NHK杯中学校放送コンテスト県大会 朗読、アナウンスで岐陽中、秋月中も健闘

 第41回NHK杯中学校放送コンテスト県大会が15日に山口市大海総合センターで開かれ、参加した8中学校の中から下松市の末武中がNHK山口放送局長賞・最優秀校に選ばれた。末武中の5人や周南市の岐陽中の3人、秋月中の1人など県大会で入賞した計12人は、8月3日(土)と4日(日)に東京都千代田区の千代田放送会館で開かれる全国大会の予選に進む。

 県大会は県中学校教育研究会とNHK山口放送局が主催。400字以内の自作原稿を読む「アナウンス部門」か、指定作品から1編を選び自分の表現したい部分を2分以内で朗読する「朗読部門」のどちらかに出場する。

 県大会ではアナウンス部門に3校の9人▽朗読部門に8校の15人が出場した。

 末武中の5人は善村綾子教諭の指導を受け、アナウンスや朗読の練習を重ねた。練習では2021年の全国大会のアナウンス部門で最優秀賞を獲得し、現在は下松高2年の山本華子さんも指導にあたった。

 アナウンス部門で最優秀賞に輝いた古谷有希さんは学校生活での思いや気づきをつづった原稿をアナウンスし「相手に話しかけるようなアナウンスを心がけた」という。

 優秀の磯部桃子さんは映画部の活動、優良の上杉心愛さんは今年度から制服が新しくなったことをつづった。

 朗読部門で優秀の池永望未さんは黒柳徹子著「窓ぎわのトットちゃん 新組版」▽同じく優秀の岡真輝さんは原田マハ著「生きるぼくら」からそれぞれ一部を抜粋して朗読した。

 今後は全国大会の予選に向けて練習を繰り返していくが、生徒たちは「緊張しすぎて自信を失わないようにしたい」「聞き手のことを考えて、ゆっくりとていねいに読むことを心がけたい」と課題を挙げていた。

 善村教諭は「どんなな時も、基本は“聞き手ファースト”であることに違いない。生徒たちの努力はきっと開花すると信じている」と期待を込めていた。

 周南3市からの入賞者は下表の通り。全員が全国大会の予選に進む。(敬称略)