北海道・おたる水族館アザラシ「ミゾレ」 水槽の前に献花台

AI要約

おたる水族館で飼育されていたワモンアザラシのミゾレが死亡し、ファンや関係者から悲しみの声が上がった。

50代の女性が悲しみを表し、ミゾレに会うために訪れたことが明らかになった。

ミゾレは人気を集め、誕生からおたる水族館に移るまでの経緯が語られた。

北海道・おたる水族館アザラシ「ミゾレ」 水槽の前に献花台

 おたる水族館(小樽市祝津3)が飼育していたワモンアザラシのミゾレ(雄、3歳)が19日に死んだのを受け、ファンや関係者らから悲しみの声が相次いだ。

 「昨日ニュースで知り衝撃を受けた。とても悲しい」。20日、同館を訪れた横浜市の50代の会社員の女性は目に涙を浮かべながら話した。動画投稿サイトで知ってファンになり、ミゾレを見るために来道。滞在先のホテルでニュースを見て死んだことを知り、「お別れを言おうと思って来た」。

 ミゾレの水槽前には同日から献花台が置かれ、小樽や大阪市などから訪れた来場者が花を手向けていた。

 ミゾレは2021年4月に大阪市の水族館「海遊館」で誕生。生まれた直後に低体温症になったため、国内初の完全人工哺育(ほいく)で育った。同館が成長の様子を交流サイト(SNS)などで発信し、全国的に人気に。繁殖を目的に昨年11月、同館から依頼されておたる水族館に移った。