カメムシ今年多い 除草呼び掛け、県内営農協

AI要約

金沢市周辺の営農協議会がコメの変色原因となるカメムシ類の増加について調査結果を発表

カメムシ類の生息数が過去10年で2番目に多い個体が確認され、温暖化の影響や越冬した成虫が増加している可能性が指摘

石川県は注意報を発令し、営農協議会では除草などの対策を呼び掛けている

 金沢市とかほく、津幡、内灘の各市町を管轄する営農協議会は19日までに、地区内でコメの変色の原因となるカメムシ類の生息数を調査し、過去10年間で2番目に多い個体が確認されたと発表した。温暖化の影響で越冬した成虫が増えたことが原因とみられ、石川県は注意報を発令中。協議会では除草などの徹底を呼び掛けている。

 石川かほく営農協議会は管内35地点の雑草地で調査し、例年の2・4倍となる1地点平均15・0匹を確認した。金沢営農協議会の29地点には例年の1・6倍の個体がいた。いずれも過去10年で最も多かった20年(石川かほく16・6匹、金沢10匹)に次ぐ水準となった。