ツブ焼きとゲタのセット販売 ひがし北海道つぶ貝本舗、自宅で釧路の食文化を

AI要約

ツブ貝料理を北海道釧路の食文化として全国に発信するブランド「ひがし北海道つぶ貝本舗」は、ツブ焼きとゲタのセット「おうちで食べるつぶ焼きセット」を発表。

クシロバコがツブ事業を展開し、専門家の助言を受けてツブ貝料理を全国に広める取り組みを行っている。

新商品には釧路管内産の青ツブを使用し、ゲタにもこだわりがある。

ツブ焼きとゲタのセット販売 ひがし北海道つぶ貝本舗、自宅で釧路の食文化を

  ツブ貝料理を北海道釧路の食文化として全国に発信するブランド「ひがし北海道つぶ貝本舗」(運営・合同会社クシロバコ、吉田勝幸代表社員)は18日、ツブ焼きとそれを盛り付けるゲタをセットにした「おうちで食べるつぶ焼きセット」の完成記者会見を市内で行った。ツブ焼きを自宅へ持ち帰れるという画期的な商品の開発に至った経緯などについて、販売元のクシロバコの吉田代表社員が説明した。

  クシロバコのツブ事業は釧路の代表的な商品を全国に強く発信しようと「ひがし北海道ブランド推進化協議会」経由で専門家に相談し、ツブ貝にスポットを当てることが決まったもの。ブランディングのプロでもあるスターブランドの村尾隆介氏の協力の下、ロゴやTシャツなどを制作。ツブ貝料理を釧路はもとより、札幌や関東のイベントに出店しPRしてきた。

 今回の新商品に使われるツブは、釧路管内産の青ツブ。ツブ貝の価値化でゲタは重要と考え、パッケージがゲタになるよう東京の田中紙業に依頼、ツブ焼きのつゆが付着しても丈夫な特殊の紙を使い完成させた。ゲタの制作は今年4月に「くしろ木づなプロジェクト」と共同で釧路産のカラマツ材を使った「釧路つぶ焼きゲタ」も制作している。

  5月にホームページとインターネットショッピングサイトを開設し、今月に入り販売を開始。セット内容は殻付きツブ貝5個、ツブ焼きを乗せるゲタ(紙製)、特製タレ、竹串、説明書。冷凍食品なので、電子レンジで温めるだけ。ネット販売は1セット2200円。市内では釧路空港の土産ショップ「たんばや」で取り扱っている。今後は道の駅での販売も予定。

 吉田代表社員は「釧路のツブ文化がさらに全道、全国に広がり、札幌でも提供店を広げ、本場のツブ焼きを食べに釧路に来る観光客が増えることを目指したい」と話している。