「シェフ・オブ・ザ・イヤー」2代目グランプリに滿尾さん 県産車エビや牛タンで決勝臨む 沖縄

AI要約

沖縄県調理師会が開催した「シェフ・オブ・ザ・イヤー・オキナワ2024」の決勝で、沖縄調理師専門学校講師の滿尾拓人さんが二代目グランプリに選ばれた。

大会は和食・洋食・中華・琉球料理の分野を超えて腕を競い合うコンテストで、観光立県沖縄の将来を担う料理人の発掘と育成が目的とされている。

滿尾さんは日本料理が専門で、前菜や肉料理などが審査員の高評価を得て、将来自分の店を持つことを目指している。

「シェフ・オブ・ザ・イヤー」2代目グランプリに滿尾さん 県産車エビや牛タンで決勝臨む 沖縄

 沖縄県調理師会(照屋寛幸会長)は、和食・洋食・中華・琉球料理の分野を超えて腕を競うコンテスト「シェフ・オブ・ザ・イヤー・オキナワ2024」の決勝を16日、那覇市久米の沖縄調理師専門学校で開いた。二代目グランプリに沖縄調理師専門学校講師の滿尾(みつお)拓人さん(37)が選ばれた。滿尾さんは「将来は自分の店を持ちたいので、もっと腕を磨きたい」と意気込んだ。

 経験10年以上の料理人を対象に、ジャンルを超えて技術や表現力を高め合い、観光立県沖縄の将来を担う料理人の発掘と育成が目的。42人が参加した。3月の書類審査を経て、二次予選、準決勝を勝ち進んだ3人が決勝に臨んだ。

 決勝では使う食材は決まっている。前菜は県産車エビ。肉は県産和牛のタン。デザートはゴーヤーや島豆腐、黒糖など。

 滿尾さんは日本料理が専門だ。前菜は「車エビの紅型あえ」、肉料理は「県産牛のすっぽん仕立て」などが審査員の高評価を得た。準グランプリは知名一斗さん(38)(ヒルトン沖縄北谷リゾート)、前原信土さん(44)(ハイアットリージェンシー那覇沖縄)だった。

 実行委員長の小林光栄さんは「これからも大会を続けて、県内の料理人の技術向上を目指したい。沖縄を『美食の島』にして、観光立県としてより魅力的にしたい」と熱を込めて語った。

(狩俣悠喜)