【神尾佑 酒に交われば】「自ら米を育てて酒を造る」田んぼごとの個性を表現する酒蔵 会津若松市の「髙橋庄作酒造店」

AI要約

福島県出身の俳優・神尾佑(かみお ゆう)さんが県内の酒蔵を訪ね、その酒蔵にまつわる物語を紐解いていく番組「神尾佑 酒に交われば」。

日本酒王国福島県には、50を超える酒蔵があり、今回訪れたのは会津若松市の「髙橋庄作酒造店」。

神尾さんを案内するのは、3歳の柴犬「なつまる」。酒蔵の歴史や土地に詳しく、一緒に酒蔵の物語を紐解いていく。

酒蔵では酒米「五百万石」を育てるために7枚の田んぼを管理し、それぞれの田んぼごとの育ち方や個性を大切にしている。

2018年に誕生した「会津娘 穣(じょう)シリーズ」では、7つの田んぼで同じ酒米を育てた酒を造り、それぞれの田んぼごとの酒の個性を楽しむことができる。

【神尾佑 酒に交われば】「自ら米を育てて酒を造る」田んぼごとの個性を表現する酒蔵 会津若松市の「髙橋庄作酒造店」

福島県出身の俳優・神尾佑(かみお ゆう)さんが県内の酒蔵を訪ね、その酒蔵にまつわる物語を紐解いていく番組「神尾佑 酒に交われば」。

日本酒王国福島県には、50を超える酒蔵がある。今回訪れたのは、会津若松市の「髙橋庄作酒造店」。その土地や歴史を酒で表現する酒蔵の物語だ。

神尾さんを案内してくれるのは、柴犬のオスで3歳の「なつまる」。みんなに「まる」と呼ばれている。寝ていることが多いが、この酒蔵のことならなんでも知ってるようだ。

今回の舞台は、「会津娘」という酒を造っている会津若松市門田町の「髙橋庄作酒造店」。明治の初めころに酒蔵になった。

「社長は近くの田んぼに行ってるよ」と「まる」に教えられた神尾さん。蔵から少し離れた田んぼに向かってみると、トラクターで田植え前の代掻き(しろかき)をしている人が。6代目蔵元の髙橋 亘社長だ。

もともと農家から始まって酒蔵になったという経緯もあり、田んぼでのコメ作りから酒造りまで、みんなで取り組んでいる。

この酒蔵のキーワードは「土産土法(どさんどほう)」。「会津で産するもので、会津のやり方で酒を造ろう」というものだ。

酒米の種もみから発芽、そこから始めて1か月もすると立派な苗に。5月下旬から田植えが始まる。

蔵の周りには、酒米「五百万石」を育てる田んぼが7枚。山と川に挟まれた2km圏内にすべてあるが、田んぼごとに稲の育ち方は全然違うという。

例えば「羽黒西64」という地番の田んぼでは、農薬と化学肥料を使わずに育てていて、中粒でやや硬めの「五百万石」に仕上がる。

「夏の間、コメを育てながら感じた『田んぼごとの個性』を、酒に表現できたらおもしろいんじゃないかな」そんな思いで2018年に誕生したのが、「会津娘 穣(じょう)シリーズ」だ。7つの田んぼで同じ「五百万石」を育て、同じ造り方で田んぼごとに酒にした。

早速、「会津娘 穣(じょう)シリーズ」のうち、2本を飲み比べてみよう。

まずは、先ほど髙橋社長が代掻きしていた「会津娘・穣・羽黒西64」から。華やかな口当たりで、キレが良い一杯に仕上がっている。香りも良い。