石川県で唯一配備の「水陸両用バギー」を活用 河川での水難救助を想定し訓練 石川・能美市

AI要約

石川県能美市で行われた水難救助訓練では、高性能の資機材が活用され、17人の職員が参加しました。

遠隔操作可能なドローンや水陸両用のバギーを使用して、流された人の救助や対岸に取り残された人の救出が行われました。

手取川流域での水難事故を受け、消防本部は市民の安全確保を呼びかけています。

石川県で唯一配備の「水陸両用バギー」を活用 河川での水難救助を想定し訓練 石川・能美市

河川での水難事故に備えた救助訓練が12日、石川県能美市で行われ、人海戦術では困難な状況でも活動が可能な高性能の資機材も導入されました。

能美市消防本部に県内で唯一配備されている水陸両用のバギーを使った水難救助訓練には、職員ら17人が参加し、大雨による河川の増水で川に流されている人と、対岸に取り残されている人がいるという想定で行われました。

訓練では遠隔操作が可能なドローンを使って広い範囲で捜索が行われ、流された人を隊員が救助しました。

また、対岸に取り残された人をゴムボートで助け出し、悪路を水陸両用のバギーを使って速やかに救急車まで運びました。

能美市消防本部・中川登志勝消防長「16日から手取川でのアユ釣りが解禁されます。お願いしたいのは、その日の天候を確認するとか、川に入る時はライフジャケットを着用するとか、川の流れなど異変を感じたらすぐにそこから引き上げることが大事」

能美市消防本部によりますと、2014年以降のおよそ10年間に、手取川流域では7人が水難事故に遭っていて、このうち3人は釣りの最中だったということです。