是川縄文館でヤギの「除草隊」が精を出す 子ヤギの姿も

AI要約

八戸市埋蔵文化財センターで放牧されるヤギが「除草隊」として活躍している。

ヤギは草を食べ、除草活動に励んでおり、今年は子ヤギも誕生して愛らしい姿を見せている。

ヤギの放牧は10月まで続けられる予定で、是川遺跡への訪れを促進する役割を果たしている。

是川縄文館でヤギの「除草隊」が精を出す 子ヤギの姿も

 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館(八戸市是川)の雑草地に放牧されているヤギが現在、「除草隊」として草を食べる姿を見せている。(八戸経済新聞)

 同館では2015(平成27)年から、青森県道138号沿いの雑草地に八戸市森林組合から派遣されたヤギを放牧し草を食べさせることで、草刈り機を使わず除草する「エコ除草」に取り組んでいる。ヤギは暑い日は日陰で休むことが多いが、涼しくなると草を食べ始め、除草に励むという。

 今年は雄と雌それぞれ1頭が派遣され、5月1日には子ヤギ2頭が誕生。子ヤギは5月下旬から草を食べるようになり、6月には角が生え始め、勢いよく跳ねたり走り回ったりして、愛らしい姿を見せている。同館によると、今後は除草隊の戦力になることが期待されているという。

 6月11日、4頭のヤギは雑草地に生えた草をはむ姿を見せ、通りかかった市民の目を楽しませていた。

 同館の船場昌子さんは「ヤギがきっかけで是川遺跡に興味を持ち、訪れる人が増えればうれしい。子ヤギはあっという間に大きくなり、立派な角が生えてきた。元気に成長し、除草活動を進めてもらえれば」とほほ笑む。

 ヤギの放牧は10月まで。