ともに国内最高齢「長生きしてね」 ベンガルトラきょうだいの19歳の誕生日を祝う

AI要約

須坂市動物園で19歳になるベンガルトラの双子、臥桜と未桜の誕生日イベントが開催された。

2頭は国内最高齢のベンガルトラで、元気いっぱいな未桜と穏やかな臥桜の性格が紹介された。

来園者からは2頭がプレゼントされた肉を楽しむ姿に驚きと祝福の声が上がっていた。

ともに国内最高齢「長生きしてね」 ベンガルトラきょうだいの19歳の誕生日を祝う

 須坂市動物園(須坂市)で人気のベンガルトラ「臥桜(がお)」と「未桜(みお)」が19歳となり、9日に誕生日イベントがあった。2頭は双子で、市動物園によると、国内の動物園が飼育するベンガルトラでは最高齢という。飼育員はこの日、獣舎の周囲に集まった子どもや家族連れらに双子の性格や日常を紹介。2頭には馬や鶏の肉がプレゼントされた。

 2005年に山口県の動物園で生まれた2頭は08年に須坂市動物園に来た。担当して4年目の飼育員笹井恵さん(41)によると、ベンガルトラの平均寿命は16~17歳で、2頭は人間に例えると90~100歳。性格は雌の未桜が元気いっぱい、雄の臥桜は穏やかで、どちらも健康だという。

 2頭はこの日、プレゼントの肉をゆっくりと味わっていた。年1回来園する静岡市の会社員の石井麻貴さん(32)は「肉を食べる顔がかっこいい。長生きしますように」と願っていた。