SNS型投資・ロマンス詐欺被害が急増 前年比＋5億４千万円 特殊詐欺も＋1億６千万円 県警まとめ【新潟】
県警が今年に入り4月末までの犯罪情勢を発表。SNS型投資とロマンス詐欺の被害額が急増し、前年から5億4千万円以上増加。
被害件数は47件で前年比37件増。被害額は5億9147万円に達し、詐欺手段は口座振り込みや暗号資産など多岐にわたる。
特殊詐欺も被害総額1億6千万円超えで増加。電話が主な接触手段。防止の取り組みで79件を防止し、5600万円以上の被害を阻止。
県警は今年に入り4月末までの県内の犯罪情勢を発表しました。ＳＮＳ型投資とロマンス詐欺の被害額が急増し、前年の同じ時期にくらべ5億４千万円余り増えています。特殊詐欺による被害も１億６千万余り増えています。
県警のまとめによりますと、今年に入り４月末までに確認されたSNS型投資とロマンス詐欺の被害件数は47件で前年の同じ時期に比べ３７件増えています。さらに被害額は５億４千万円余り増え、合計５億9147万円ののぼっています。
犯行グループ側からの接触はダイレクトメッセージとバナー広告などがそれぞれ14件。マッチングアプリが7件などとなっています。さらに金をだまし取る手段としては、口座振り込みが35件、暗号資産が10件、電子マネーが2件です。
また、特殊詐欺の被害も依然として増えていて、件数は去年の同じ時期と変わらず53件ですが、被害総額は1億6千万円あまりふえて、2億2293万円となりました。被害のきっかけとなる接触は、電話が31件と最も多くなっています。
一方、特殊詐欺の摘発は14件・7人で去年の同じ時期を下回っています。
県警は、被害者が金を振り込もうとした際などに、金融機関やコンビニの協力で声掛けなどによる被害防止にも力を入れています。特殊詐欺・SNS型投資・ロマンス詐欺、合わせて79件を防止し、5600万円あまりの振り込みを止めています。
