「旅行先でも楽しめるオンラインカジノとは?」 奈良市の旧観光HPアドレスが第三者に再使用される

AI要約

奈良市の観光地情報を紹介するホームページが閉鎖され、そのアドレスがオンラインカジノに誘導するサイトになっていたことが明らかになった。

市は第三者が無許可でアドレスを使用していることを確認し、注意を呼びかけている。

市はアドレスを管理する会社に対応を依頼しているが、偽の住所が登録されていることから対処が難航している。

「旅行先でも楽しめるオンラインカジノとは?」 奈良市の旧観光HPアドレスが第三者に再使用される

 奈良市の観光地などを紹介していたホームページが2022年に閉鎖されたあと、同じアドレスが第三者によって使用されていると市が発表しました。

 アドレスにアクセスするとオンラインカジノに誘導する文言が表示され、市は注意を呼びかけています。

 奈良市は「ならのはるをめざして」というホームページで奈良市東部の観光地や民泊を紹介していましたが、2022年3月に閉鎖しました。

 市によりますと、7日午後4時ごろ、このホームページと同じアドレスのサイトが新たに開設されているのを市の職員が偶然発見したということです。

 サイトには以前、奈良市が公開していたものと同じ写真や文章が掲載されていますが、新たに「世界に誇る奈良県の世界遺産と旅行先でも楽しめるオンラインカジノとは?」というタイトルの記事が掲載されていてカジノサイトへ誘導する文言も書かれています。

 市がアドレスを取得した第三者を調べたところ、存在しないでたらめの住所が登録されていたということです。

 市はアドレスを管理する会社にホームページを閉鎖するよう相談するとしていて、「当市とは全く無関係ですのでご注意ください」と呼びかけています。