自然派とヴィンテージワインが揃う「隠れ家」的なショップ、エニウェイ・グレープスへ!

AI要約

世田谷区にある隠れたワインショップ「エニウェイ・グレープス」の魅力を紹介。幅広いワインラインナップと特別なボトルが揃うことで知られている。

店主の高橋寿典さんのユニークな経歴や理念、セレクトのポリシーについて紹介。ビオワインや自然派ワインにも注目している。

店内では手頃な価格のワインから高級なオールドヴィンテージボトルまで幅広く取り揃えており、不定期での試飲イベントも行われている。

自然派とヴィンテージワインが揃う「隠れ家」的なショップ、エニウェイ・グレープスへ!

フィガロワインクラブのフレンズが足繁く通う、とっておきのワインショップをご紹介。今晩の食卓から週末のパーティ、手土産にぴったりなワインを探すならここだ!

土日はワインショップ巡りが趣味、な編集YK。世田谷区に引っ越して3年、ずっとお世話になっているのがワインショップ「エニウェイ・グレープス」だ。経堂駅を降りて徒歩3分、商店街と住宅街のちょうど狭間くらいのビルに、ワインボトルがさりげなく飾られた地下への階段が口を開いている。

地下に降りると整然と、しかしぎっしりと並ぶボトルの本数に高揚感を覚えるほど! 取り扱っているのは約1400銘柄、若手の自然派生産者からブルゴーニュ、シャンパーニュをはじめとしたオールドヴィンテージのワインまで幅広く揃う。

店主の高橋寿典さんはグラフィックデザイナーから居酒屋経営を始め、そこでさらにワインに魅了され2008年にワインバーをオープンしたという少し変わった経歴の持ち主。翌年には下高井戸にあったワインバーの上階で、念願だったオールドヴィンテージボトルをメインに取り扱うワインショップをオープンさせた。東日本大震災を機に、現在の場所に移転。そのあたりから自然派ワインにも興味が出てきたのだという。

「ビオワインや自然派ワイン、という言葉がもてはやされるようになりましたが、ブルゴーニュの生産者はかなり自然派的なブドウ造りをやっているし、自然派なワインを造っていても、とりたててそれをアナウンスするような売り方をしない若い世代の生産者も多かったんです」

店内右側にある特徴的なカウンターの下には1000~2000円台の手に取りやすいラインナップが並び、中央には3000~4000円台の自然派ワイン、左の棚にはオールドヴィンテージボトル、その奥のスペースにはさらに国別に並べられたワインがぎっしりと揃う。

「"伝えるべきメッセージのあるワイン"を選ぶようにしています。クラシックもあればアナーキーなものもあるし、国を絞ることもない、ボーダーレスなセレクトで、ふわふわやっています(笑)」と語る高橋さん。店舗内にあるカウンターでは不定期で勉強会と称して珍しい産地や希少なボトルの試飲ができることも! 大人な飲食店も多い、落ち着いた経堂にある"ワインの隠れ家"で、ぜひお気に入りの生産者を探してみては?