出張中山道をさまようサラリーマン「この道で合ってるんですかね…」、シュールすぎる姿に「スーツでこの景色w」「絶対あってなくて草」

AI要約

ビジネススタイルの会社員が山道で迷子になるシュールな写真がSNSで話題に

サラリーマンのよごれん氏が撮影した写真が456.2万回表示され、8.6万いいねを獲得

よごれん氏は「酷道愛好家」としても知られ、酷い道に関する活動を行っている

出張中山道をさまようサラリーマン「この道で合ってるんですかね…」、シュールすぎる姿に「スーツでこの景色w」「絶対あってなくて草」

 うっそうと雑草が生い茂り、数々の針葉樹林まで見える山道を、ビジネススタイルの会社員がさまよい歩く。「出張中なんですが、本当にこの道で合ってるんですかね…」と明らかにシュールすぎる写真がX(旧Twitter)で話題をあつめた。研究職のサラリーマンである、よごれん(@yogoren)さんが富山県砺波市付近で撮影した同投稿。「何を目指してどこに向かってるのでしょうか」「スーツでこの景色w」「絶対あってなくて草」などのコメントが相次いだ。本人に真相を聞いた。

 456.2万表示、8.6万いいねを記録した同投稿。ツリーでは、ズボンが思いっきり汚れてしまい「残念ながら撤退しました」とこの道を進むことをあきらめたことまでポストされていた。

――大きな反響を振り返ってみていかがですか? 感想と印象に残っているコメントがあれば教えてください。

「日常の何気ないポストでしたが、意外と反響が大きくビックリしました。持っていた棒を『いい棒』だと褒めてくれるコメントが多かったですね。ヤブ漕ぎ(道のない藪の中を木の枝やササなどをかき分けて進むこと)に適したいい棒を選んだつもりでしたので、うれしいですね」

――出張中とのことですが、あらためてどうしてこの場所へ行かれたんですか?

「以前から気になっている石切場跡があり、訪れた取引先で『そこに行く道があるよ』と教えていただきました。その日最後の訪問先で、この時期はまだしばらくは明るいので、勝算があると見込み、その足で向かいました」

――今回この道を進んでみていかがでしたか。

「行けると思って頑張ってやぶを漕いで泥の上も進みましたが、災害により途中で道がなくなっていました…。想像以上に酷かったですね」

 全国各地の整備が不十分な酷い国道のことを“酷道(こくどう)”と呼ぶそうだ。よごれんさんは、サラリーマンの傍ら、サイト『TEAM酷道』の主宰や『酷道大百科』など本の出版、メディア出演など、“酷道愛好家”としても活動している。

――よごれんさんが“酷道”にハマったきっかけを教えていただけますか?

「運転免許取得後、人生初のドライブで岐阜から福井に行こうと思って選んだ道が“酷道”でした。『落ちたら死ぬ!』と書かれた看板が現れた時は、落ちなくても死にそうでしたが、それ以来ハマっていった感じですね」

――これまで見た中で一番の“酷道”はどこのどんなものでしたか?

「“酷道”とは、国道なのに酷い道のこと。酷さにもいろいろなパターンがあって甲乙つけがたいのですが、恐怖の初ドライブとなった157号は、いろいろな意味で忘れられない思い出深い酷道です」

――最後に、“酷道”の魅力を教えてください。

「単に道が酷いだけではなく、明治時代から今日に至るまでの歴史をたどればロマンがあふれてます。また、道幅が狭くゆっくりとしか走れない道は、自然や人々の生活との距離感が近く、地元の方と話す機会も多くなりがちです。魅力豊かな酷道に出かけるとやみつきになりますが、くれぐれも運転には気をつけましょう」