【本当にあった怖~い話】知らないと銃刀法違反で捕まる?「アウトドア用刃物の持ち運び」の失敗談

AI要約

アウトドア愛好家が車に刃物を積んでいることで知らずに銃刀法違反になるリスクがあることを説明。

警察官による実体験をもとに、日常的に使う刃物を車に積んでおくことが問題となる理由を解説。

車に積む刃物の扱いについて、法律の厳格さや刃物の扱い方に注意が必要であることを示唆。

【本当にあった怖~い話】知らないと銃刀法違反で捕まる?「アウトドア用刃物の持ち運び」の失敗談

 梅雨が明け、海に山にとアウトドア好きにとって忙しい季節がやってきました。毎週のように出かけるとなると、よく使う道具は車に積みっぱなしにしておくことって多いですよね。

 しかし、積みっぱなしの荷物の中に刃物がある場合は要注意! これが思わぬピンチを招くことがあります。今回は編集部員の実体験談をもとに、皆さんがわかっていそうでわかっていない銃刀法違反のルールと、そのリスクについて解説します。

 先日、私はとあるホームセンターへ買い物に出かけところ、駐車場で警察官に職務質問を受けました。その際、トランクに積んでいたキャンプ道具の中に刃物が入っており、これが銃刀法違反に当たるかもしれないとのこと。近くの警察署で事情聴取を受けることになりました。

 私は仕事柄、撮影を兼ねてテントに泊まったり、焚き火をしたり、料理をしたりすることがよくあるので、細かい道具を忘れてしまうのを避けるため、頻繁に使う道具は車に積みっぱなしにしています。この時は前の週にキャンプに出かけ、数日後にまた出かける予定があったこともあり、キャンプ道具一式を載せっぱなしにしていました。

 私にも刃体の長いナイフを携行したり、すぐ手の届くところに置いておくと銃刀法違反に問われるというくらいの知識はありました。しかし、しょっちゅう使う仕事道具だし、刃物類は収納ケースにきっちりまとめて後部トランクにしまっているので、問題ないだろうとたかをくくっていました。

 しかし、対応してくれた警察官の方によると、実際のルールはかなりシビアでした。

 まず、当日使う予定のない刃物を車に積んでおくこと自体がNGだそうです。前日使ったものもダメだし、翌日使うから積んでおくのもダメ。先週使った、今週末に使うからなんてもってのほか。たとえ、仕事道具だったとしても正当な所持理由にはなりません。

 収納場所は、当日キャンプなどで使った場合でも、ポケットやグローブボックスなど、すぐ使える位置に置くのはもちろんいけません。使わない日は、ケースに入れていようと、トランクに入れていようとアウト。「他の人が開けられない金庫のようなものに入れてあればOK」とのことですが、そんな持ち運び方をしている人はいないですよね。

 また、刃体の長さが6cm以上の刃物は携行してはいけないとよく耳にしますが、刃の幅や厚みによっては刃体が6cm以下だとしても引っ掛かります。また、6cmを超えると「銃刀法違反」にあたりますが、6cm以下のものの場合でも「軽犯罪法違反」となり得ます。

 私の場合、ブッシュクラフト用のナイフ、調理用の折り畳み包丁、ペティナイフ、ノコギリ、薪割り用の小さなナタ、マッシュルームナイフをまとめて積んでいたので、全て没収となりました。

 つまり、アウトドアで使うほとんどの刃物がアウト、と考えた方がよいです。