リピ確定! 快適すぎる河川敷「キャンプ・車中泊・BBQ」スポット「現地1泊レポ」

AI要約

神奈川県愛川町にある田代運動公園キャンプ場は、無料で利用できる人気のキャンプスポット。公園にはスポーツ施設や遊び場もあり、整備が行き届いている。

河川敷では薪売りの車もあり、焚き火を楽しめる環境。トイレも清潔で管理が行き届いているため、女性や子供も安心して利用できる。

週末は混雑するが、午後になると空きができる。水場はないので水は持参が必要。運動公園のトイレが閉まる17時以降は土手沿いのトイレを利用するのがおすすめ。

リピ確定! 快適すぎる河川敷「キャンプ・車中泊・BBQ」スポット「現地1泊レポ」

 全国には、無料キャンプ施設として利用できるスポットが数多くある。今回は、神奈川県で人気No.1の野営地、愛川町にある「田代運動公園」をピックアップ。

 田代運動公園キャンプ場の名で親しまれているが、正式には田代運動公園に隣接した中津川河川敷。実際に泊まってみたので、多くの人々に愛される理由とその魅力をお伝えしたい。

 田代運動公園は各種スポーツが楽しめる総合運動公園で、緑に囲まれ木陰にはベンチが設置され、市民の憩いの場となっている。小さい子ども連れにうれしい遊戯場もあり、家族揃って遊ぶことができる。

 公園内は整備が行き届いており、ゴミひとつ落ちていない。中津川沿いの遊歩道は風も心地よく、青く澄んだ川の景観が楽しめる。

 河川敷の堤防から遊歩道を散策すると、鮎釣りを楽しんでいる方も見かける。なんとものどかな光景である。

 中津川を挟んで反対側は、小高い丘や森になっているため、建造物もなく大自然が堪能できる。運動公園の一角にスケートボードを楽しめるスケートパークもあるが、スケートボード専用として設けられたスペースがあるのはなかなか珍しい。

 運動施設で汗を流したり、園内の芝生やベンチで木陰で読書、ファミリーピクニックなど運動公園内でも色々な利用ができそうだ。 

 今回のキャンプの舞台、中津川河川敷へ車で向かう道へ入ると、桜並木が迎えてくれる。右側に運動公園が広がり、突き当たりをUの字で河川敷へ下る道だ。

 この桜並木の下は木陰になっており、日差しの強い日でも気持ちがいい。

 山からの吹き下ろしの風もあり、木陰に吹く風は非常に涼しい。逆に冬場は少し寒いくらいだ。

●中津川河川敷は無料で楽しめるアウトドアフィールド 土手の上からでもキャンピングカーや車中泊、グループバーベキューを楽しんでいる様子がうかがえる。ソロキャンパーの姿も多い。

 キャンプ場の料金は抑えたいところなので、無料で使用できるのが大きいのだろう。

 ソロキャンプと車中泊を楽しむ筆者だが、ここは無料で利用するには十分すぎる環境だ。ベース基地を作り、運動公園を散策し、また戻ってのんびりと過ごすなど、1日をフルで堪能できそうだ。

 週末の時間経過を観察してみると、午前中にはいっぱいになる河川敷も、15時くらいには空きができはじめる。日帰り家族が帰宅する時間帯のようだ。その後、グループバーベキューの集団が撤収を始めていた。

 日照時間が長い季節であれば、そのぐらいの時間にきてもいいかもしれない。チェックイン時間がない無料キャンプ場ならではの調整術である。

 土手から下り河川敷に入ると、まず目に飛び込んできたのが薪売りの車だ。無料キャンプ場で薪が購入できるのは、宿泊、日帰りいずれのスタイルでも非常に重宝するサービスだ。ただし、直火は禁止なので必ず焚き火台を準備しよう。

 週末11時頃の河川敷は、既にいい場所は陣取られており、河川敷の両側と真ん中にテントやタープが張られ、人気の高さがうかがえる。

 ここ中津川河川敷は水場がないため、水は自宅から持っていく必要があり、当然ゴミは持ち帰りである。

 無料キャンプ場で気になるのが、トイレ。仮に仮設トイレであったとしても、清潔であってほしい。 

 運動公園内ということもあり、河川敷を上がった土手沿いに立派なトイレがあり、大便器は洋式温水ウォシュレット付きだ。

 トイレットペーパーも十分に補充されており、管理が行き届いている。このトイレが、女性や子どもも安心して来れる要因なのかもしれない。

 運動公園の中にもトイレは3か所あるが、野球場のトイレは17時で閉まってしまうため、使用するなら土手沿いのトイレがいいだろう。