エアコンをつけた時に感じるイヤな臭い…それはカビの発生が原因かも 梅雨時のいまこそ…真夏を前にメンテナンスを

AI要約

エアコンのカビ臭さや効きの悪さは梅雨の湿気が原因で、クリーニングが必要。

ホコリやカビがエアコン内部に蓄積し、消費電力を増やすだけでなく健康被害も引き起こす可能性がある。

自分での掃除が難しい場合はプロのハウスクリーニング業者に依頼することで効果的にカビ除去が可能。

エアコンをつけた時に感じるイヤな臭い…それはカビの発生が原因かも 梅雨時のいまこそ…真夏を前にメンテナンスを

エアコンをつけた時に感じるイヤな臭い…。それはカビの発生が原因かもしれない。ほっておくと、カビ菌の胞子を吸い込んで健康被害を起こす可能性もある。そこで、ビルメンテナンス全般からハウスクリーニングまで幅広く展開する株式会社「パインズダイレクト」(本社・東京都杉並区)の松村隆司社長にエアコンをはじめとする家庭内での梅雨対策を聞いてみた。

エアコンがカビ臭くて効きが悪い。そう感じたら夏本番を前にしっかりとメンテナンスをしておく必要がありそうだ。特に梅雨の期間は湿気が多く、エアコン内部の湿度が上昇し、カビや細菌などの繁殖が活発化する。「真夏を前にしっかりとエアコンのクリーニングをしておく必要がある」と松村社長は指摘する。

その理由としては4つ。

【理由① ホコリの蓄積=ハウスダスト問題】

外から見たら汚れているように見えないエアコンでも、長年使っていれば内部にホコリや汚れが蓄積されていくもの。ホコリが溜まったままだと、その空気を部屋中に撒き散らしてしまうため、気がつけば、ハウスダストだらけの部屋になる可能性があるので要注意。またハウスダストを吸い込むことでアレルギーの原因にもなる。

【理由② カビの繁殖=梅雨はカビ増大の季節】

カビは通常、湿度60%以上で発生しやすくなり、湿度80%前後で増殖するという。エアコンにとって、特に注意したい季節が今なのだ。 

【理由③ 目詰まりで出費増=消費電力増加】

ホコリだらけのエアコンフィルターは「目詰まり」の状態に陥っている可能性が高い。目詰まりすれば、いきおい冷暖房の効き目にも影響する。それどころか、無駄に電気を多く使うことにもなるという。環境省によると「フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がり、無駄な電気を使います。冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の違いが出る」とのこと。

つまり、エアコンを掃除してきれいにすれば、エアコンの風量や効きがアップ。高騰している電気代の節約にもつながり、いいことづくめなのだ。

【理由④ 繁忙期を避ける=依頼しやすい時期も今】

となると、どんな対策を取ればいいのか。例えば、最近ではエアコン掃除用の便利なグッズが多く販売されており、家にある中性洗剤を使うなどして自分で掃除する人も増えていると言う。しかし、フィルターの手入れなら普通にできるとしても、内部のクリーニングになるとかなり難しく、掃除方法を間違えると故障の原因になりかねない。

実際に松村さんの元には「しんどい思いをして時間をかけても結局、きれいにならないこともある。始末が悪くて、再び、カビが発生したり、さらに悪化したり。それなら、プロに任せる方が家もきれいになり、住み心地もアップする」という多くの声が届いているそうだ。

確かに、自分でクリーニングしたとしても内部にカビが残ったり、新たに発生してしまったりして骨折り損のくたびれもうけ、になりかねない。その点、ノウハウを持ったプロのハウスクリーニング業者に依頼することで、専用の機材で高圧洗浄を行ってもらえたり、素人には見えないところまでカビを取り除いてくれたり、やはりその違いは大きい。