自転車に乗りながらのレインコート、正しい着方を知ってる?

AI要約

梅雨に入り、自転車運転時のレインウェアの注意点について国民生活センターが呼びかけている。

事故やけがの原因として、周囲が見えなくなる、雨具が巻き込まれるなどが挙げられている。

消費者へのアドバイスとして、ポンチョの確認、風の強い日の注意、フードの使い方、収納袋の位置について指摘している。

自転車に乗りながらのレインコート、正しい着方を知ってる?

梅雨に入り、カッパなどのレインコートが活躍する時期になりました。

気をつけたいのが、自転車に乗りながらの着用です。

国民生活センターは「雨の日に自転車に乗る際は、自転車用レインウェアを正しく着用しましょう」と、公式Xなどで注意喚起。

「使用する前、レインウェアと自転車の駆動部が接触していないか確認する」「左右の視界が遮られないよう、フードの調整装備を正しく使用する」などと呼びかけています。

国民生活センターが2016年に行った調査によると、自転車運転時にレインウェアを使用する1147人の中で、過去5年以内で、自転車運転時にレインウェアが原因で危ないと思った人は36.4%(418人)で、実際にけがをした人は5.2%(60人)だったといいます。

危ないと思った、けがをした原因は、「周りが見えなかった」、「雨具が巻き込まれた、または、巻き込まれそうになった」が多いことが明らかになりました。

前カゴや荷台がない自転車では、ポンチョなどの裾が車輪と接触し巻き込まれる可能性があるそう。また、風が強い時にロングポンチョを使用する場合、前かご用留め具を正しく使用しないと、裾が舞い上がり視界が遮られることがあるといいます。

国民生活センターは消費者へのアドバイスとして、以下の4点を強調しています。

・自転車との組み合わせによってはポンチョの裾や、レインスーツのドローコードが駆動部に接触し巻き込まれることがある。使用する前に確認する

・前かごまで覆うよう前丈が長く作られているロングポンチョは、風にあおられ舞い上がった際に視界が遮られることがあるため、風の強い日は使用しない

・フードの調整装備を正しく使用しないと、首を左右に動かした際に、フードが首の動きに付いてこないことがあるため、左右の視界が遮られる

・レインウェアの収納袋を前かごに入れて運転する場合、垂れ下がったドローコードが前輪に接触し転倒する可能性がある