讃岐うどんと武蔵野うどんのいいとこどり!? 東京・池袋『肉汁うどん 奥村』の「ハイブリッドうどん」が旨い理由

AI要約

「ハイブリッド(HV)」とは、複数の方式を組み合わせることを指す言葉で、うどん界にもこのハイブリッド方式を取り入れた店がある。

東京・池袋の『肉汁うどん 奥村』は、讃岐うどんと武蔵野うどんの良いとこどりをしたハイブリッドうどんを提供している。

店内はカウンター席のみで、外国人スタッフも活躍しており、調味料の種類が豊富なことが特徴だ。

讃岐うどんと武蔵野うどんのいいとこどり!? 東京・池袋『肉汁うどん 奥村』の「ハイブリッドうどん」が旨い理由

「ハイブリッド(HV)」といえば、エンジンとモーターの両方を備えた“HV車”や、在宅と出勤の両方を採り入れた“HV勤務”など、複数の方式を組み合わせることを指す言葉ですが、うどん界においても、このハイブリッド方式を採用する店があります。

 うどんといえば、その形状や味わいはもちろん、食感や喉ごしなどがエリアごとに異なるのは周知の通り。有名なところでいえば、讃岐、稲庭、伊勢、水沢などなど、いろいろありますよね。

 今回ご紹介する東京・池袋の『肉汁うどん 奥村』は、なんでも讃岐うどんと武蔵野うどんの良いとこどりをしたハイブリッドうどんだというのです。この情報を教えてくれたのは、筆者の知人で、うどんを愛してやまず、週に2度は都内のうどんを食べ歩いている食いしん坊です。

 筆者は讃岐うどんと武蔵野うどんの違いを明確に言い表すことはできませんが、その知人によれば、「店によって個性は異なるものの、大きく言えば讃岐うどんは色白で、しなやかで喉越しがよい。武蔵野は色黒く太く、荒々しくて、噛みごたえがある。どちらも噛むとコシがあってモチモチしている」んだとか。

 わかるような、わからないような感じですが……気になることは確かです。というわけで某日、そのハイブリッドうどんを食べに、池袋に行ってみることにしました。

『肉汁うどん 奥村』は、池袋駅の西口を出たところにある、飲食店が密集するエリアにありました。最近増えているガチ中華系のレストランや、タイ、ベトナム、ミャンマーなどのエスニック店もひしめく、ちょっとエキゾチックな雰囲気の場所です。

『肉汁うどん 奥村』はカウンター席のみですが、外に小さなテーブル席もあります。まずは入口の券売機で購入。今回は店名にもなっている看板商品「肉汁うどん」(並・880円)を食べることにしました。

 空いている席に座り、食券を従業員の方に渡します。場所柄か、厨房では外国人スタッフが忙しそうに立ち働いています。日本の食文化もワールドワイドになったなぁと感慨にふけりつつ、卓上を見てみると、調味料の種類がめちゃくちゃ多いことに気づきました。