【難読地名】30代男性が選ぶ「地元民しか読めない」と思う千葉県の市町村名ランキング! 2位は「匝瑳市」、1位は?

AI要約

2024年4月20日から4月27日までの間、ねとらぼが実施したアンケートでは、千葉県の難読地名について投票が行われた。30代男性からの投票結果を基にランキングが発表され、匝瑳市と印旛郡酒々井町が上位にランクインした。

匝瑳市は北東部に位置し、自然豊かな地域であるとともに、由来に関する諸説が存在する地名である。

酒々井町は酒にまつわる伝説から名付けられ、その伝説を後世に伝えるための取り組みも行われている。

【難読地名】30代男性が選ぶ「地元民しか読めない」と思う千葉県の市町村名ランキング! 2位は「匝瑳市」、1位は?

 2024年4月20日から4月27日までの間、ねとらぼでは「『地元民しか読めない!』と思う千葉県の市町村名は?」というアンケートを実施していました。千葉県には多くの難読地名が存在しますが、果たしてどの市町村が選ばれたのでしょうか。

 今回は投票いただいた中から、「30代男性」からの投票199票を基にした結果を紹介します。それではランキングを見ていきましょう!

 第2位は、「匝瑳市(そうさし)」でした。匝瑳市は、千葉県北東部に位置する街。2006年に八日市場市と野栄町が合併して誕生しました。市の北部には里山などの田園地帯が、南部には九十九里海岸が広がる自然豊かな地域です。

 「匝瑳」という地名の由来は諸説あります。『続日本後紀』によれば、5世紀終わりごろから6世紀初めにかけて、近畿地方の豪族であった物部小事という人物が、関東地方を征服した功績を認められ、朝廷から現在の千葉県北東部の土地を与えられました。この土地が「匝瑳郡」と名付けられ、物部小事の子孫たちは「物部匝瑳氏」を名乗ったと伝えられています。

 第1位は、「印旛郡酒々井町(いんばぐんしすいまち)」でした。「酒々井」という町名は、酒にまつわる伝説に由来するとされています。印旛沼近くの村で、酒好きの父親のために日々お金を稼ぎ、酒を購入していた息子がある日、酒の香りがする井戸を発見。その水をくんで父親に飲ませると、父親は大喜びしました。この話が広まり、この村は「酒々井」と呼ばれるようになったそうです。

 酒々井町では、この伝説を後世に伝えるために、「酒の井の碑」が円福院神宮寺の境内に建てられています。また、2009年6月からは、井戸の水が湧き出る音とともに伝説を語る音声案内装置が設置されたそうです。