一人暮らしで毎日湯船につかるのは「ぜいたく」なの?シャワーのみと水道光熱費はどれくらい変わる?

AI要約

一人暮らしの水道光熱費を比較するために、浴槽にお湯をためる場合とシャワーのみで済ませる場合のコストを計算しました。

シャワーのみの場合、10分の使用で約74円かかります。一方、浴槽にお湯をためる場合のコストは約110円です。

しかし、浴槽にお湯をためた場合でシャワーを使うと、約184円の水道光熱費がかかることが分かりました。

一人暮らしで毎日湯船につかるのは「ぜいたく」なの?シャワーのみと水道光熱費はどれくらい変わる?

一人暮らしだと、節約や時短を意識してシャワーだけで済ませる方もいるでしょう。実際に、浴槽にお湯をためる場合とシャワーだけで済ませる場合では、どのくらい水道光熱費が変わるのでしょうか。

そこで今回は、浴槽にお湯をためるケースとシャワーのみで済ませるケース、それぞれにかかる水道光熱費を解説します。さらに、入浴時にかかる水道光熱費を節約する方法をご紹介します。

まずは、シャワーのみにかかる水道光熱費を見てみましょう。水道代とガス代を分けて計算します。

東京都水道局によると、3分間シャワーを出しっぱなしにすると約36リットル、10分間で約120リットルの水を消費するようです。1リットル当たりの水道代単価が約0.24円(目安)ですので、120リットルで約29円の水道代がかかる計算です。

対してガス代は、以下の計算式で算出できます。

上昇温度×水量÷(発熱量×熱効率)×ガス代単価

※ガス代単価は160.02円、熱効率80%、発熱量1万751キロカロリーとして計算

※なお、ガス代単価は、東京ガス株式会社「ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)料金」表B表6月検針分を基にしています。

20度の水を40度に上昇させた場合、かかるガス代は約45円です。水道代とガス代を合わせて、10分のシャワーにかかるコストは約74円です。

前述した方法で、浴槽にお湯をためる際にかかる水道光熱費も計算してみましょう。ここでは浴槽に180リットルのお湯をためると仮定します。

まず水道代は、180リットルで約43円です。対してガス代は約67円となり、合わせて約110円かかる計算です。浴槽にお湯をためることで、シャワーのみで済ませる場合と比較して水道光熱費は約36円の差が生じると分かりました。

しかし、浴槽にお湯をためた場合でもシャワーを使うときがあるでしょう。仮に10分間シャワーを出しっぱなしにすると、浴槽にお湯をためる際のコストと合わせて約184円の水道光熱費がかかります。