凶暴な犬に遭遇した場合の対処法9つ!「強そうに立つ」「赤ん坊のように体を丸める」…人気作家&専門家がマジメに解説
凶暴な犬に遭遇した際の対処法を解説。隠れる、じっとする、強そうに見せる、強そうな声を出すなど、具体的な対処方法を紹介。
犬が近づいてきたらゆっくり後退し、自己防衛をする。攻撃をかわすための方法や、犬に追いつかれた場合の行動も解説。
最後には丸くなって体を守り、犬が去るまで動かないようにする。犬との遭遇時の行動指針を詳細に述べている。
「もしもオオカミの群れに遭遇したら」「もしも栓抜きが見つからなかったら」…。このような「もしも」の事態が起きたとき、どのように解決しますか?確率は低いですが「まさか」が起こるこの時代、いつか命にかかわる危機に遭ってしまうかもしれません。そこで今回は、米国の作家ジョシュア・ペイビンさんとデビッド・ボーゲニクトさんが<ありえない状況>を切り抜ける方法を大真面目に解説した著書『もしも海賊に襲われたら 究極のサバイバルシリーズ』から、「凶暴な犬に遭遇した」ときの対処法をご紹介します。
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◆もしも凶暴な犬に遭遇したら…
1. 隠れる。
車内や木の上など、とにかく安全な場所に避難してください。ただし、やみくもに隠れ場所を探して走りまわらないこと。
2. じっとする。
犬が近づいてきたら、走って逃げないでください。背中を向けて逃走するのは、自分は弱い獲物だと伝えているようなものです。
3. 強そうに見せる。
体を大きく見せて、自信満々に立ってください。
4. 強そうな声を出す。
力強い声で「来るな」と言いましょう。大きな声を出すのは重要ですが、叫ばないように注意してください。
5. 長く目を合わせない。
◆凶暴な犬の対処法、まだまだあります
6. ゆっくり後退する。
犬は縄張り意識の強い動物です。人間が縄張りの外に出ることで、犬が興味を失う場合が多いです。
そっと逃げながらも、犬の居場所には気を配っておくこと。
7. 自己防衛をする。
犬が唸って突進してきたら、木の枝を振りまわしたり、靴を投げつけたりして噛まれないようにしてください。
そして犬が躊躇(ちゅうちょ)した隙をつき、こちらから突進して大声で叫んでください。
これは急に敵意を剥き出しにする突拍子もない行為なので、犬が逃げ出すか、犬を逆上させるかのどちらかです。
犬から目を離さず、噛まれないように一定の距離を保っておきましょう。
8. 攻撃をかわす。
上着を脱いで、腕にゆったりと巻いておきます。その腕を体の前に出し、あえて犬に狙わせましょう。
まんまと犬が噛みついたら、すばやく上着から腕を抜いて逃げてください。
9. 丸くなる。
逃げ損ねたり、犬に追いつかれたりしたら、赤ん坊のように体を丸めてください。両手で喉と顔を守ります。
犬が遠くへ行ったと確信できるまで立ち上がらないこと。