【国宝級イケメンシンポジウム】ブレイクするイケメンには共通点があった!?

AI要約

エンタメの最前線でキャスティングを担うプロたちが、国宝級イケメンランキングについて分析するトークセッションが行われた。

ランキング1位は八木勇征さんが獲得し、西村拓哉さんがNEXT部門で注目を集めている。美しさや魅力を追求したイケメンたちが多数ランクインしている。

過去から現在までの男性アイドル像の変遷や、美しさを重視する傾向が強まっている現代の傾向について議論が展開された。

【国宝級イケメンシンポジウム】ブレイクするイケメンには共通点があった!?

エンタメの最前線でキャスティングを担うプロは、今回のランキングをどのように分析するのか? ブレイクする人の共通点や今後のトレンド予想など、イケメンの名前がてんこ盛りの熱いトークセッションをお届けします!

●ドラマプロデューサー 上浦侑奈さん&尹楊会さん

『美しい彼』や『ワンルームエンジェル』など、BLドラマブームを牽引する作品を数々手掛けてきた火付け役。

●映画プロデューサー 岡田翔太さん

映画『東京リベンジャーズ』シリーズを手掛けるヒットメーカー。

●ANN統括プロデューサー 冨山雄一さん

ニッポン放送『オールナイトニッポン』で数々の国宝級イケメンを発掘&番組を統括。

●NETViVi 彦前洋子

編集部を代表するイケメンウォッチャー。国内外のエンタメに精通する。

「かっこいい」<「美人」「かわいい」?

彦前 今回の国宝級イケメンランキングの1位はNOW部門が八木勇征さんで、NEXT部門が西村拓哉さん。どちらもMBSのBL原作のドラマに主演して一気にブレイクした印象です。

尹 八木さんは最初に『美しい彼』の出演をオファーした時から十分に美しかったのですが、今年の2月に放送が始まったシーズン2では美貌に磨きをかけて収録に参加してくれました。今回1位に選ばれたのは彼自身のストイックな努力が引き寄せた結果だと思います。

上浦 西村さんは私が担当している『ワンルームエンジェル』で“天使”を演じてもらったのですが、カメラが回っていない打ち合わせの場面でも天使のような愛されオーラを放っている人なので。男女問わず本能的に推したくなってしまう逸材だと思いますし、それが今回のランキングに反映されているのかなと。

岡田 総合的に今回は“イケメン・オブ・イケメン”あるいは“イケメンの極致”と称したくなるような人がたくさんランクインしていますよね。だって八木さんなんて、非の打ち所がないビジュアルじゃないですか! どの作品を見ても美しさが際立っていますからね。高橋文哉さんも同じで、どの角度から撮られても、どの瞬間を切り抜かれてもイケメン。個人的に、一つ上の世代はいろんな系統の人が並び立っていた印象ですが、今は有無を言わさぬイケメンの支持率が上がっている気がします。

冨山 それでいうと、白岩瑠姫さんも“美しい”という言葉が似合う人ですよね。銀髪が似合う人はなかなかいないのに、9月に公開された主演映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』では見事に原作の世界観を体現していましたし。でもメインパーソナリティを務めてもらっている『JO1のオールナイトニッポンX』では気取らないトークで盛り上げてくれて、男性リスナーからも支持されている。今後もっと順位を上げると思います。

彦前 実は今回、八木さんや道枝駿佑さんは中国や韓国からも大量に票を集めていたんですよね。出演したドラマや映画が現地でヒットしたことが大きな要因だと思いますが、それって、たとえ言語が違っても、初見だとしても女子を惹き付けることができる美しさを持っている証拠ですよね。

岡田 ADULT部門1位の渡辺翔太さんだって美を追求してきた人ですからね。NOW部門にランクインしている京本大我さんやラウールさんを見ても、ワイルドでオラオラな男性像よりも美しさを尊ぶ傾向が強くなっていますよね。「国宝級イケメンランキング」という企画名に相応しい傾向かもしれませんね(笑)。

上浦 今は令和ですが、昭和においてもグラムロックが流行った頃にジュリーさんのようなアクセサリーや化粧が似合う美しい系の男性が一世を風靡しましたよね。その後は「平成を抱いた男」と呼ばれる木村拓哉さんや反町隆史さんが少しオラオラな時代を作り、今はまた時代が回って美しい系の時代になっているのでしょうか?

尹 近年はドラマ視聴者の方々も男性に対して「かっこいい」という形容詞を使わなくなってきていて、「美人」や「かわいい」という感想が増えましたからね。

冨山 ビジュアルは完璧なんだけど、皆さん「かわいい」と思えるような多少の隙があることが大事なポイントかもしれませんね。ボーイズグループに所属している人はそれを見つけやすいですが、単独で活動している高橋文哉さんも普段は気取らず謙虚で、ラジオの現場では弟っぽさを発揮してリスナーはもちろん、スタッフからも愛されています。

彦前 八木さんもグループの冠番組では天然キャラの一面が漏れていますからね。ビジュが爆発的にイケている人こそ、ちょっと抜けている部分があると沼から抜け出せなくなってしまうんですよね。