Windowsに40以上のオンデバイスAIモデル搭載へ、APIセットは「Copilot Library」より利用可能
米Microsoftは、Windowsで40以上のオンデバイスAIモデルを利用可能にすることを発表した。
最新SLM「Phi Silica」も含まれており、Windows Copilot Libraryを活用することで開発者は独自のオンデバイスアプリを開発できる。
Windows Copilot Runtimeの具体的な搭載時期については明らかにされていないが、続報を期待したい。
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米Microsoftは5月21日(現地時間)、同社主催の開発者向け年次カンファレンス「Microsoft Build 2024」において、Windowsで40以上のオンデバイスAIモデルが利用可能になることを明らかにした。次世代AI PC「Copilot+ PC」(現地6月より販売開始予定)では出荷時に組み込まれているという。
このモデル群には、同イベント内で発表されたローカルで実行可能な最新SLM(小規模言語モデル)「Phi Silica」も含まれており、各APIはCopilot+ PC向けの開発環境である「Windows Copilot Runtime」を活用したAPIセット「Windows Copilot Library」にて利用可能。それらを活用して開発者は、Windows上に独自のオンデバイスアプリを開発できるようになる。
なお、「Windows Copilot Runtime」のプレスリリース上では、具体的な搭載時期については触れられていない。続報に期待したい。