BNBチェーン、クロスチェーン取引を簡素化する「BNBチェーンブリッジ」発表
バイナンス提供のレイヤー1ブロックチェーン「BNBチェーン」が、「BNBチェーンブリッジ」を提供開始。
「BNBチェーンブリッジ」では、クロスチェーン取引を簡素化し、他のプロジェクトとの共同開発により相互運用性が強化される。
「BNBチェーン」は急速に拡大するステーブルコインエコシステムの開発や他チェーンからの送金を合理化する流動性プールを立ち上げている。
大手暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンス（Binance）提供のレイヤー1ブロックチェーン「BNBチェーン」が、クロスチェーン取引を簡素化する為のブリッジ機能「BNBチェーンブリッジ（BNB Chain Bridge）」を提供開始した。「BNBチェーン」のブログより8月28日発表されている。
「BNBチェーンブリッジ」では、「BNBチェーン」へのブリッジングに最も競争力のあるレートを提供しながら、ユーザーが人気のあるトークンを直ぐにブリッジングできる直感的なユーザー体験が提供されているとのこと。
なお「BNBチェーンブリッジ」は、セラーネットワーク（Celer Network）、デブリッジ（deBridge）、スターゲート（Stargate）といったクロスチェーンプロジェクトにより共同開発されたという。
具体的には、セラーネットワークのステートチャネルベースのネットワーク、デブリッジの堅牢な相互運用性フレームワーク、スターゲートのクロスチェーン流動性ソリューションが統合され、「BNBチェーンブリッジ」におけるブロックチェーン間の相互運用性が強化されているとのことだ。
これにより「BNBチェーン」上の資産の資本効率が向上し、開発者はより広範なDeFi（分散型金融）プロダクトやサービスの開発が可能になるとしている。
また「BNBチェーン」は「BNBチェーンブリッジ」の提供開始に併せて、他のチェーンからの送金を合理化する為の流動性プールも立ち上げたという。
「BNBチェーン」はこれらの動きについて、同チェーン上で急速に拡大するステーブルコインエコシステムの開発に向けた取り組みの一環と説明している。
●BNBチェーンとは
「BNBチェーン」は、「BNBビーコンチェーン」と「BNBスマートチェーン（BSC）」と呼ばれる2つのブロックチェーンで構成されており、バイナンススマートチェーン（Binance Smart Chain）として稼働していたEVM互換のブロックチェーンを改名したものだ。
「BNBチェーン」エコシステムには「BNBビーコンチェーン」と「BNBスマートチェーン（BSC）」の他、既存のレイヤー2である「opBNB」と「zkBNB」、そして分散型データストレージ「BNBグリーンフィールド（BNB Greenfield）」がある。
