次は屏風式?ファーウェイが「三つ折りスマホ」発表の機運 関係者が飛行機の中で使ってる様子を撮られる

AI要約

ファーウェイが業界初となる三つ折りスマートフォンの商用化を検討しており、開発が進行中であることがSNSなどで報じられている。

三つ折りスマートフォンは2つの折りたたみ機構を備え、展開時には約10インチの画面サイズを実現し、タブレットに匹敵する性能を持つとされる。

現行機種であるHUAWEI Mate Xの進化版として展開されると予想され、2021年に関連特許の出願も行われている。

中国の通信機器大手・ファーウェイが、業界初となる「三つ折りスマートフォン」の商用化を行う機運が高まっている。同社はかねてより開発を行っているものとみられたが、各SNSでの報告を受けて、その可能性に一層期待が寄せられている。

ファーウェイ関連ではこれまでにも識者が情報筋から得た話として、「内側+外側」2つの折りたたみ機構を備えた3つ折りスマホを開発していると伝えていた。端末は2つのヒンジを採用し、展開時の画面サイズは約10インチとタブレットに匹敵するサイズに達すると見られており、「HUAWEI Mate X」を主力に展開する折りたたみ製品の新機種になると予想されていた。

そして、これらの情報を裏付けるかのように、ファーウェイ前CEOで現コンシューマー部門のRichard Yu氏が飛行機の中で三つ折り型デバイスを使用している姿が第三者から撮影され、中国のソーシャルメディアで拡散された。手に持つ製品は通常の折りたたみ式スマホと異なり、2つのヒンジを採用が見受けられる。

現在、ファーウェイでは折りたたみスマホシリーズ「HUAWEI Mate X」を展開しており、中国国内ではサムスンを凌ぐ出荷シェアを持つ。現行機種は過去モデルと比べて薄型軽量化が図られブラッシュアップが図られている傍ら、これを更に進化させた3つ折りの研究開発も進めているとして、2021年より複数の関連特許を出願していた。

なお、ファーウェイは過去にも外部で未発表の製品を関係者が使い“敢えて流出”とも取れる行動が報告されていた。発売時期については、あくまでの予想段階として「今年9月か10月頃」と想定されているが、同社の折りたたみスマホは長らく中国国外のグローバル展開には消極的で、日本での入手性はかなり厳しいそうだ。