ふわぁ～～～!!（股間の声）　風呂上がりに最高な吹き上げ扇風機「のれせん」が欲しいです！

「のれせん」はお風呂上がりに爽快感を味わうための扇風機。ぱっと見は体重計みたいですが、立派な扇風機であり、乗るだけでスイッチがオン。下から風が吹き上げ、全身を流れる空気が包んでくれるわけです。まるで、マリリン・モンローや、「神風の術」の被害者になった気分になれますね。

　「風呂は命の洗濯よ」は葛城ミサトさんの言葉ですが、筆者は風呂が好き。多いときには1日3回湯船に浸かることもあります。でも風呂に入ったあと、身体を拭くのが億劫。というわけでプレスリリースを見た瞬間、「これだ！」と惹かれて、すぐ貸し出し依頼したのがサンコーの「のれせん」です。

■お風呂上がりに爽快感を味わい、汗ばみを抑えるための扇風機

　「のれせん」はお風呂上がりに爽快感を味わうための扇風機。ぱっと見は体重計みたいですが、立派な扇風機であり、乗るだけでスイッチがオン。下から風が吹き上げ、全身を流れる空気が包んでくれるわけです。まるで、マリリン・モンローや、「神風の術」の被害者になった気分ですね。

　本体サイズは258×255×105mm、重量は約1.2kg。ボディーはポリカーボネートとABSで作られており、耐荷重は約120kgです。筆者が最も肥えたときの体重でも、ギリ使用できることになります。

　風量は背面のスイッチで「強」（約160W）と「弱」（約100W）に切り替えが可能。最大風速は35m/s（送風口近接値）と謳われています。筆者のなんとなくのイメージではドライヤーと同じぐらいかなーと感じました。

　動作音と簡易騒音計で計測したところ、「弱」で78dBA前後、「強」で84dBA前後となりました。この動作音もドライヤーとほぼ同じぐらいだと思います。扉を閉めた洗面所であれば、家族に迷惑をかける心配ナッシングです。

■「のれせん」を実際に試してみました

　さて、実際に「のれせん」を試してみました。当初はこんなに小さくて風力足りるのかなと若干の不安がありましたが、いい意味で予想を裏切られ、風は胸元あたりまでしっかりと届きます。

　もちろん風だけで身体が乾くほどの風力ではないのですが、お湯で火照った身体の表面を涼しい風が吹き抜けていきます。爽快感はしっかりありますね。洗面所だけでなく、玄関やクーラーの前などに設置すれば、汗ばんだ身体をクールダウンしてくれそう。冷感ローションなどと併用すればさらに効果大となるでしょう。

　筆者が実際に使ってみてちょっと気になったのは、「のれせん」が体重計ぐらいのコンパクトサイズなので、筆者のように身体が大きすぎると、太ももを閉じないと乗れないことです。つまり、特に風を当てたくなる「股間」に、ジャストミートしないんですよね～。個人的には股を開いて乗れるように、2倍の大きさの「のれせんZ仕様」（※記事執筆時点にはありません）がほしいところ。当面は「コマネチポーズ」で乗り切ることにします。

　というわけで完全に買いたくなっている私は、最終的に全くデジタルに興味の無い「妻」に、購入してもよいかを聞くことにしました。以下は妻とのやりとりを記しておきますので、家庭に報告が必要な迷えるガジェッター達の何かの参考になれば幸いです（参考にならないかもしれません）。

■妻へのプレゼンの記録

私　「のれせん」を買おうかと思うんだけど。

妻　 濡れせん？ おなか空いたの？

私　違う違う、濡れせんべいじゃ無くて、乗れる扇風機のことなんだけど正式な商品名はえっと「お風呂あがり全身爽快乗れる扇風機"のれせん"」。

妻　名前なが！

私　サンコーさんって商品名で全部説明してくれる会社なんだよね。ま、それは置いておいて、これから暑くなる季節じゃん？　お風呂上がりにさらに汗かいて、台無しな季節じゃん？　「のれせん」があれば、下からの風で涼みながら、ドライヤーを使ったりできるんだよね。

妻　下から？　いいね。夏はいつも汗だくでリビング来るもんね。

私　これ、扇風機みたいに片面じゃなくて真下から風が吹くから、全身をまんべんなく風が通るんだよ。

妻　そっか、いいね。毎日バスタオル2枚使ってて意味わからないもんね。

私　あと股間をごしごし拭いたりする必要もないから、毛が落ちにく

妻　よし、買おう！

私　へ？

妻　買うよ！

私　値段聞かないの？

妻　うん

私　えええ!?（困惑）

この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

　EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

文● ジャイアン鈴木　編集●ASCII