人気アニメ『俺だけレベルアップな件』がWeb3展開──アバランチ上でクローズドβ始まる
Web3コレクティブル展開を開始する『俺だけレベルアップな件』が、Web3プラットフォーム「SL:U」のクローズドβテストを開始
「SL:U」は原作の世界観を活かし、モンスターを倒してレベルアップするゲームプラットフォームで、高ランクモンスターカードの入手が目標
OtherWorldはアバランチを活用したNFT取引システムを導入し、将来的に他のIPにも展開予定
TVアニメ化もされた『俺だけレベルアップな件（英語タイトル名: Solo Leveling）』が、Web3コレクティブル展開を始める。運営元のOtherWorld（シンガポール）が6月26日、同タイトルのWeb3プラットフォーム「Solo Leveling: Unlimited（SL:U）」のクローズドβテストをアバランチ（Avalanche）上で開始すると発表した。
『俺だけレベルアップな件』は、韓国の原作小説をもとにウェブトゥーンやゲームなどにマルチメディア展開されている人気作品。2024年に日本でテレビアニメ化され、Netflixなどを通じて世界配信されている。
OtherWorldの発表によると、そのWeb3版プラットフォーム「SL:U」は、キャラクターがその世界（ゲート）内でモンスターを倒してレベルアップし成長するという、原作の世界観・ストーリーラインをベースにしたもの。参加ユーザーは戦闘によってモンスターカードを獲得し、複数を合体させたり、アップグレードしたりしてさらに高ランクのモンスターカードを手に入れていく。高レベルのモンスターカードを持つユーザーには様々な報酬が与えられ、各シーズンの終わりに高ランクだったプレイヤーには、特別報酬も用意されているという。
OtherWorldは、アバランチの技術スタックを活用し、カスタムレイヤー1ブロックチェーンを構築。ガスレスNFT取引を特徴とし、暗号資産に慣れていないユーザーにもスムーズな体験を提供するとしている。同社は他のウェブトゥーンIPやK-POPグループなどについての権利も取得しており、将来的にこのプラットフォームを横展開していく予定だという。
OtherWorldのマイク・リー（Mike Lee）CEOはリリース文で「Web3サービスを普及させるには、3つの改善が必要だ。1つ目はブロックチェーンウォレットベースのログイン方法、2つ目は送金手数料の問題、そして最後は支払いに暗号資産を使用しなければならないこと。OtherWorldのサービスは、これらの問題を解決するためのソリューションを提供する」とコメントしている。
「SL:U」のクローズドβテストに参加するための早期アクセスコードは、DiscordのOtherworldコミュニティにアクセスすることで手に入れられるという。
｜文：渡辺一樹｜画像：リリースより
