モバイルバッテリーに“異色”のカラー MOTTERUが新製品発表 “日本品質”もウリに

AI要約

MOTTERUが20~30代の女性をターゲットにした新製品を発表。

新製品はカラフルなデザインが特徴で、女性向けのニーズに合わせた商品構成となっている。

今後は男性を意識したカラーバリエーションも検討している。

モバイルバッテリーに“異色”のカラー MOTTERUが新製品発表 “日本品質”もウリに

 モバイルアクセサリーを手掛けるMOTTERU(モッテル)が6月19日、モバイルバッテリーやAC充電器、ケーブルバンドなどの新製品を発表した。

 MOTTERUは、神奈川県海老名市に本社を構える日本企業。主に20~30代の女性をターゲットにしたモバイルアクセサリーを開発している。中でも同社がこだわっているのが「カラー」。モバイルバッテリーやAC充電器といえば、ブラックやホワイトといった単調なカラーの製品が多いが、同社が男女500人に対して取ったアンケートによると、モバイルアクセサリーでデザインを重視する人が、バッテリー容量と並んで2位の183件だった。

 「デザインの中でも、形状や質感よりもカラーを重視している。今までは白や黒が基調のものが多いが、創業時からデザインやカラーの要望に応えてきた」(MOTTERU 広報の大坪莉奈氏)

 そこで同社では、若い女性が好むカラーを取り入れた。新製品のモバイルバッテリーやAC充電器では、「ラテグレージュ」「アーモンドミルク」「ペールアイリス」といった、一風変わったカラーを採用している。これらのカラーは過去製品にも採用したことがあり、特に人気が高かったことから新製品でも採用したとのこと。

 モバイルバッテリーは2つの新製品を用意する。1つが、スマートフォンに直接挿せるタイプの5000mAhバッテリー。最大22.5W出力とUSB PD20W出力に対応しており、USB Type-Cコネクターでスマホを充電できる。約100gという軽量ボディーも特徴としており、胸ポケットにも入れやすい。

 「スマホを使用しながら充電したい」「荷物をなるべく減らしたい」というニーズを満たす製品だ。価格は3480円(税込み、以下同)で2024年8月末に発売する予定。

 もう1つが、USB PD30Wに対応した1万mAhバッテリー。ケーブル接続で充電するオーソドックスなタイプだが、過去の同タイプの製品が累計約23万台以上出荷したという人気製品だ。

 今回は本体にバッテリー残量を表示するモニターを新たに備え、1%単位で表示できる。USB Type-CポートはUSB PD30Wの入出力に対応しており、USB PDを使用するときに雷マークが付くのも進化点だ。USB Type-Aポートも備えているので、2台同時に充電することもできる。価格は4980円で、2024年8月末に発売する予定。

 MOTTERUユーザーの半分以上が女性だが、コンパクトなモバイルバッテリーは「圧倒的に女性が多い」(技術担当のMOTTERU 川本武志氏)という。ただ、2万mAhの大容量のモバイルバッテリーも展開しており、こうした製品は企業や男性のユーザーも多いとのこと。

 カラーは女性をメインに考案しているが、小型・軽量に対するニーズは男性からも多いだろう。ホワイトやブラックの定番色も欲しいところだが、川本氏によると、男性を意識したカラーも検討しているとのこと。「純粋なホワイトやブラックをやるつもりはないが、それに近い色は作っていきたい。MOTTERUらしい白や黒はどういうものがあるのかを検討する」とのこと。