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「Visual Studio Code」に癒しを! ペットがコーディングに寄り添ってくれる拡張機能
"Visual Studio Code"でコーディングしているプログラマー向けに、コードエディター内でさまざまな種類のペットを飼える拡張機能「vscode-pets」が紹介されている。
"vscode-pets"をインストールする方法や使い方、サポートされているペットの種類、カスタマイズ可能な要素などが詳細に解説されている。
オープンソースで開発されている"vscode-pets"は、プログラマーにとって楽しく癒しの空間を提供するだけでなく、ユーザー自身もソースコードをコントリビュートできる可能性がある。
![「Visual Studio Code」に癒しを! ペットがコーディングに寄り添ってくれる拡張機能](/img/article/20240617/666f794114ec4.jpg)
「Visual Studio Code」でコーディングしていると、時折“癒し”がほしくなることはないだろうか。ネコを飼うプログラマーが少なくないように見えるのは、張り詰めた神経を解きほぐし、リラックスするには、そばに寄り添ってくれるペットが癒しとなるからだろう。しかし、住環境やアレルギーなどが理由でペットが飼えない人もいる。
そんな人におすすめなのが、「vscode-pets」だ。これは「Visual Studio Code」の拡張機能で、インストールしておけばコードエディターの中でさまざまな種類のペットを飼うことができる。
「vscode-pets」をインストールするには、「Visual Studio Marketplace」を利用するのが簡単だ。[拡張機能」サイドパネル([Ctrl]+[Shift]+[X]キー)を開き、「vscode-pets」を検索して導入してもよい。セットアップが完了すると、[エクスプローラー]パネルの下に、[VS CODE PET]というパネルが現れる。
ペットを飼うには、パネルのタイトルバーにある[+]ボタンを押す。すると、コマンドパレットで登場(スポーン)させるペットの種類が選べる。執筆現在、サポートされているのは以下ペットを始めとする17種類だ。
・cat:ネコ
・chicken:ニワトリ
・clippy:クリッパー。かつてイルカの「カイル」君、「冴子先生」などとともに「Office アシスタント」ととして活躍しており、絵文字にもなった
・cockatiel:オカメインコ
・crab:カニ。プログラミング言語「Rust」の非公式マスコット
・dog:イヌ
・deno:恐竜
・fox:キツネ
・horse:ウマ
・rat:ネズミ
・rubber-duck:お風呂遊びによく使うアヒル
・snake:ヘビ
・turtle:カメ。キャラクターを動かすサンプルプログラミングによく使われる
ペットによっては色が選べるほか、名前を付けることもできる。
ペットをスポーンさせるとパネルの中を勝手に歩き回るが、感情もあるようで、マウスオーバーさせるとフキダシで絵文字が現れる。パネルバーの[○]ボタンを押してボールを放り込むと、それを追いかけるのがかわいらしい。
そのほかにも、設定画面では以下の要素をカスタマイズ可能。
・ペットの大きさ
・ペットを飼う場所(既定は[エクスプローラー]パネルだが、エディターパネルで飼うことも可能)
・テーマ:ペットパネルの背景をいくつか選べる
・マウス操作でボールを投げる
本拡張機能はオープンソースで開発されている(MIT license)ので、もし希望のペットがいるならば、ソースコードをコントリビュートしてみるのもよいだろう。
ソフトウェア情報
「vscode-pets」【著作権者】Anthony Shaw 氏【対応OS】(編集部にてWindows 11で動作確認)【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)【バージョン】1.27.0(24/06/11)