アニメ「ワンピース」、ラスベガスにある高さ112mの球形スクリーンをジャック 放送25周年で

AI要約

東映アニメーションは、テレビアニメ「ONE PIECE」の放送開始25周年を記念してラスベガスでコラボ企画を実施し、高さ112mの球体にアニメの名場面を映し出した。

スフィアではアニメの特別映像を放映し、近隣のファンが歓声を上げる一方、ラスベガス市内のワンピースカフェも盛況だった。

日本の漫画・アニメ作品として初の試みとなったこの企画は、世界へのコンテンツ展開を一層盛り上げる意向だ。

アニメ「ワンピース」、ラスベガスにある高さ112mの球形スクリーンをジャック 放送25周年で

 東映アニメーションは6月12日、テレビアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」の放送開始25周年を記念して、ラスベガスの複合アリーナ施設「Sphere(スフィア)」で実施したコラボ企画の模様を公開した。高さ112mの巨大な球体に主人公のルフィやアニメの名場面が次々と映し出され、ラスベガスの夜を彩った。

 スペシャル映像は、アニメの名場面や原作者の尾田栄一郎さんが監修した新規映像を含む約90秒。11日は街が薄暗くなる午後7時から放映を始め、午後11時までスフィアの外周モニターをジャックした。

 近隣のビュースポットにはコスプレしたファンらが集まり、歓声を上げた。Sphereでは16日(現地時間)までスペシャル映像を放映するが、12日以降は1時間に2回のローテーションとなる。

 また、11日はラスベガス市内の「ワンピースカフェ」も開店前から数十人の行列ができる盛況ぶりだったという。フロリダ州のオーランドから来たというファンは、「このお祝いのためにラスベガスに来た。麦わらの一味になったような気分に浸れるのは本当にクール」と話した。

 ONE PIECEによるSphereのジャックは、日本の漫画・アニメ作品としては初の試みだ。東映アニメーションは、「世界へ受けたコンテンツ展開をこれからも一層盛り上げていく」とした。YouTubeのONE PIECE公式チャンネルでは、ドローンで撮影した現地の様子を公開している。

 Sphereは、2023年9月に開業した1万8000人収容の複合アリーナ施設。球形の建物は高さ約112m、幅約157mで、東京ドームの2倍の高さを誇る。その外壁は約5万4000個のLEDを使った巨大モニターになっている。