ミームコイン発行のセレブが携帯電話サービス開始、トークンで携帯電話や通話プランの購入が可能に

AI要約

イギー・アゼリアが発行するトークン「MOTHER」が注目を集めている。アゼリアは通信会社の携帯電話の購入やサービスの支払いにトークンを使用できるよう計画中。

先週はMOTHERグッズストアが発表され、価格が上昇。暗号資産市場での動向やアゼリアの発言に注目が集まっている。

MOTHERの時価総額はアゼリアの長期的成長への関与により急上昇し、暗号資産支持者の間で議論を呼んでいる。

ミームコイン発行のセレブが携帯電話サービス開始、トークンで携帯電話や通話プランの購入が可能に

豪ラッパーのイギー・アゼリア(Iggy Azalea)が発行するトークン「MOTHER」の保有者は、まもなくこの話題の暗号資産をアゼリアが計画中の通信会社の携帯電話の購入やサービスの支払いに使えるようになるかもしれない。

先週は、MOTHERグッズストアの発表があり、MOTHERは一時、価格が上昇した。MOTHERは当記事執筆時点、24 時間で18%上昇、DEXToolsによるとミームコインセクターの上昇を上回っている。広範な暗号資産市場の指標であるCoinDesk 20 Index (CD20)は0.3%下落。

「明日、共同創業した通信会社をいよいよ再始動します。MOTHERまたはソラナ(SOL)を使って、携帯電話や毎月の携帯電話プランを購入できるようになる」とアザレアは9日夜、Xに投稿した。

「広告キャンペーンは週後半に開始予定」

続くツイートで、アゼリアは携帯電話のサービスプロバイダーは米MVNO(仮想移動体通信事業者)のUnreal Mobileで、「必要に応じて購入できる携帯電話が揃っている」と述べた。決済インフラは Sphere Labsが担当する。

Tomorrow I’m finally relaunching the telecommunication company I co-founded and you will be able to purchase phones, or month to month cell plans using $MOTHER or Sol 🥳

Ad campaign n rollout to follow late this week. Exciting 🙊

― IGGY AZALEA (@IGGYAZALEA) June 9, 2024

Unrealが提供するプランは、データ使用量とネットワーク帯域幅に応じて、月額20ドルから80ドルとなっている。

ソラナブロックチェーンが手がけた携帯電話は、ミームコインBONKのエアドロップの対象となったこともあり、成功を収めた。BONKに対する期待が高まったことで、2022年の登場時の不振を覆してソラナモバイル(Solana Mobile)のスマートフォン「Saga」は昨年、完売した。この成功を受けて、ソラナは2モデル目の開発を発表、2024年2月には事前予約が10万件を突破した。

5月下旬にソラナブロックチェーンでいわゆる「セレブ・ミームコイン」として発行され、物議を醸したMOTHERは、最初の数日間は不安定な値動きを見せ、発行元についての不信感が高まった。

MOTHERの発行は、暗号資産支持者の間で議論を巻き起こしている。セレブによる手軽な金儲けの可能性を懸念する声がある一方で、トークンの広範な普及を見せる際の実際の姿を示しているという意見もあった。

people who shit on @IGGYAZALEA for her blockchain knowledge are the reason why we don’t deserve mass adoption just yet

the goal is to build tech accessible to all

like grandmas, not just zk researchers and 10x devs

get off your high horse, or let’s just keep dogfooding crypto

― just ray (@sing_me_a) June 8, 2024

だからこそ、アゼリアが長期的成長への関与を訴え続けたことで、MOTHERの時価総額は1000万ドル未満から2億ドル以上にまで上昇した。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:Shutterstock|原文:Iggy Azalea Says MOTHER Tokens Can Soon Be Used to Buy Phones